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美容医療コラム

普段表に出てこないような美容医療の裏話、最新の美容医療情報、美容整形術のポイントなどを美容医療の専門家が発信!

アスク井上クリニック (自毛植毛・薄毛治療 専門)のコラム一覧

そもそも自毛植毛とは

植毛・自毛植毛

植毛というと人形に髪の毛を植え付けるように、黒いナイロンの細い糸を頭皮に差し込んでいくとてもマニアックな手術のように思われているのが現状です。 実際に現在でも、このナイロンの糸のような人工毛を使った植毛をいまだに行っている施設もあるのですが、頭皮が炎症を起こしてしまうといったトラブルが多く、術後経過が悲惨なので、現在における植毛はほとんどが自分自身の髪の毛を使った《自毛植毛》となっています。 つまり、自毛植毛の移植する毛髪は自分自身の髪の毛・・・正確には毛根の部分に髪の毛を作り出す工場のようなシステムがあるのですが、その工場を含む毛髪を切り出して使用します(これをグラフトまたは株と呼びます)。 自毛植毛ではこの髪の毛を作り出す工場が必要不可欠であり、自然に抜けたり、引っ張って抜いた毛髪ではこの髪の毛を作る工場部分が無いため自毛植毛手術では使えません。 この移植されたグラフトがいったん根付くと、工場から毛周期に従って髪の毛が作り出され成長し抜け、また作り出され成長するといった、通常の毛髪の再生サイクルを繰り返していきます。 移植の材料となる移植毛の採取する部分はどこでもいいのですが、比較的将来的にも無くなる確率の少ない後頭部の毛を使うことがほとんどです。 その理由は、採取した髪の毛の工場は、移植後もその性質を比較的維持していくため、脱毛の要因とされる男性ホルモンの影響を受けにくい後頭部の毛髪は、性状をそのまま引き継ぎ、移植されても抜けて無くなる確率が少ないからなのです。 つまり、自毛植毛なら生涯生え続ける髪を手に入れることが出来るのです。

解説 アスク井上クリニック (自毛植毛・薄毛治療 専門)

公開日:1970/01/01

正しい?薄毛の対処法

薄毛治療

一言でいえば、自身の薄毛のすべての原因を知って、取り除けるものは一つずつ取り除くといえます。取り除けない時には対症療法を行うことになります。 薄毛を原因や機序を考えず、一括りにして論じるのは間違ったアプローチといえます。 よく話題になるシャンプーやサプリメントや育毛ローション類や果ては育毛発毛サロンでの効果は科学的分析(エビデンス)が十分とは言えないし、それどころか過剰はかえって薄毛の原因になりかねません。 薄毛予防の一般論があるとすると、それは「健康的な生活をする」ことでしょう。 予防でなく対処法ならその原因を知るところから始まります。(とはいえ、脱毛症の機序はまだ十分に解明されているわけではないのですが) 【AGA男性型脱毛症の対処法(男性の脱毛症に多いタイプ)】  遺伝性であり、現時点において治すということはできません。対症療法のみとなります。 AGAではメカニズムの経路をブロックする手段があります、すなわち薬ではフィナステリド*が有名です。ノコギリヤシ*にもそのような作用があるようです。 また成長期を延長させるのは、薬ではミノキシジル*が有名です。  皮脂の分泌も多い傾向にあり、痒みのある脂漏性皮膚炎*や粃糠性脱毛症を併発することもあります。注意点は、油っぽいからといって、皮脂を洗い流しすぎないようにすべきです、健康な頭皮には適度の皮脂も必要です。 【CTE慢性休止期脱毛症(女性の脱毛症に多いタイプ)】  自律神経や性ホルモンの変調が脱毛機序の一部にあるようですが、よく分っていませんし、遺伝的要素も多い脱毛症です。したがって特効薬がないのが現状です。 機序からして、単にリラクゼーションや頭皮のマッサージなどが役立つこともあります。規則正しいおおらかな生活は大切、無理なダイエットや暴飲暴食過食もよくありません。ヒステリックやパニックになるのもよくありません。メンタルクリニックで相談するのも良いでしょう。またピルなどが誘因となることもあります、さらに生理不順などあれば、基礎体温をつけ一度婦人科で相談してください。平熱が標準より高い・低いがあれば内分泌科の受診も考えてみる。いずれにせよ、できるだけストレスフリーな生活を目指すことが大切なようです。注意点というほどではないですが、各病院で処方される薬には薬剤性脱毛症*を起こすものもあることを知っておく必要はありますね。  薬としては、成長期に移行させる、あるいは成長期を延長させる作用のあるものが有効のはずです。現在その効果が科学的に立証されているものはミノキシジルです。また最近では成長因子を直接導入することもできるようになりました。 こちらも時として、過剰な汗やそれに伴う皮脂により、粃糠性脱毛症となることもあります。 【粃糠性脱毛症】 過剰な汗や皮脂があると、シャンプーが合わない、ヘアダイしたなど、またミノキシジルの外用でも接触性皮膚アレルギーを誘因として、または特に何の誘因もなく、痒みを伴うフケを発生し、これに伴い抜け毛が起きます。実際の皮膚症状は真菌によって起こることが多いため、抗真菌剤ケトコナゾール*、ミコナゾール*が役立つこともあります。これらの薬は皮膚科でも処方されますが、シャンプーとして市販もされています。 【円形脱毛症】  誘因は、ストレスであることが多いのですが、これもまた発生機序が解明されていません。毛球近くには免疫細胞(リンパ球)の集簇があるので、自己免疫疾患の一種かもしれませんが、CTEのように自律神経と関係しているかもしれません。遺伝的な素因もあるようです。 多くのケースでは、ほっておいても数ヶ月で治ります、しかし治っても繰り返すことがあります。また、完治まで行かず多少休止期毛が増えたり(いわばCTEの状態)、白髪が増えたりすることもあります。 現在において決定的治療法対処法がありません。難治性ではDPCP*やステロイド*などの免疫療法が行われます。いずれにせよ、自分でやれる対処法ではないですね、やれることはCTEの対処法と似たことでしょうか。 少なくとも、抜毛癖*や頭部白癬*などとの鑑別は必要です。

解説 アスク井上クリニック (自毛植毛・薄毛治療 専門)

公開日:1970/01/01

女性のための植毛

薄毛治療

 男性の薄毛の原因のトップはAGA男性型脱毛症であり、メカニズムもかなり解明されているため、有効といえる薬もあります。 また植毛においてもドナー*として用いる後頭部の毛はAGAを起こさない性質があり、材料としては優れています。これに対して女性の薄毛のトップはCTE慢性休止期脱毛症であり、メカニズムも不明な部分が多く、決定的な治療法がありません。  女性の植毛においても、まず一般にドナーとする後頭部がCTEを起こしうるのですが、それでも他の部分に比べると脱毛には多少なりとも強いようです。 この比較的強い部分から、慎重にさらに強い毛を持つグラフトを選択して採取しなくてはいけません。そういう意味ではストリップテクニック*は適していません。  また、移植においても、侵襲の少ない移植孔をあける必要があります。 これは既存毛に対する配慮というよりも、その侵襲が新たなストレス新たな脱毛につながらないようにするためです。 また使用するグラフトや移植のデザインにおいても、男性よりさらなる審美性を必要とします。  このようなことを、熟知し熟練した医者が、慎重に行ってはじめて、女性における植毛での満足度を上げることができるのです。 男性へ行うと同じ感覚で手術を行えば多くは満足の得られない結果となりかねません。 こういったことを考慮して、クリニックを選ばれてはいかがでしょうか。 ドナー*:移植片グラフトの採取する部分 ストリップテクニック*:ドナーを帯状に切り取って、それを細分化してグラフトとする方法、できるグラフトによりFUTやマイクロミニグラフト法などと分類される。

解説 アスク井上クリニック (自毛植毛・薄毛治療 専門)

公開日:1970/01/01

植毛とは

植毛・自毛植毛

植毛というと、何か人形に髪をつけるように、黒いナイロンの細い糸を頭に差し込んでいく、とてもマニアックな手術のように思われている方が、まだ多いのが現状です。 実際、現在でも、このナイロンの糸のような人工毛を使った植毛を、いまだにやっているクリニックもあるのですが、術後経過が悲惨なので、現在における植毛はほとんが、自身の毛を使った自毛植毛となっています。  つまり材料となるのは、自身の毛、正確には毛根の部分に毛を作りだす工場のようなシステムがありますが、その工場を含む毛を切り出して使います(これをグラフトと呼びます)。 自然に抜けたり、引っ張って抜いた毛にはこの工場部分がないため使えません。 このグラフトが一旦根付くと、工場から毛周期にしたがって、毛は作り出され成長し、抜け、また作り出され成長します。  グラフトは、どこの毛でもいいのですが、比較的将来的にも無くなる確率の少ない後頭部分の毛を使うことが大半です。 そのわけは、採取した毛の工場は、移植後もその性質を比較的維持していくため、性状が似ているだけでなく、無くなる確率が少いからです。

解説 アスク井上クリニック (自毛植毛・薄毛治療 専門)

公開日:1970/01/01

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