すず美容形成外科医院 【女性専門クリニック】

施術の解説

未婚の女性でこれから出産を考えている方達の治療の場合、乳管を全く切らない手術方法が選択肢として存在します。その方法は日本で非常に普及しており、私もその方法で行っております。

この手術方法は乳管を全く傷つけないのですが、その代わり、肥大乳頭の手術では思い通りの小さい乳頭にできないことがあり、そして陥没乳頭の場合は乳頭が完全にでないことがあります。

ここで考えたのは、乳管の構造と乳管開口部の存在する乳頭表面の構造です。

これらは１つだけしかないという組織ではなく、乳頭の中には多数の乳管と、乳頭表面にはたくさんの乳管開口部があります。

これらを全て温存する必要はないという考えもあり、その考えのもとに行う手術方法では肥大した乳頭も血流を維持したまま希望に近い大きさにできますし、陥没乳頭の場合もきちんと乳頭が出てきます。

私も全ての乳管と乳管開口部を温存する必要がないのではないかと思っており、手術成績が良い方法で手術を行うほうが良いのではないかと考えるようになってきました。

やはり治療を受けるからには、結果が良いほうが満足されると思います。

ただし、乳頭縮小術を受けたことがある方は将来乳がんになった時に困ることがありますので、そのことを考慮して治療を受けて頂きたいと思います。

乳頭の形で悩んでいらっしゃるかたの参考になりましたら幸いです。

乳管を温存しない方法で行った乳頭縮小術の症例です。