目元（目の上）のくぼみがある状態をくぼみ目と呼びますが、一般的には図のように「目と眉の間が広くなり、ボリュームが減ってしまった状態」の事を指します。
目元が窪んでハリがなくなってしまうと、強く年齢を感じさせるだけではなく眼瞼下垂などの症状もでやすくなるため、体の不調も発生しやすくなります。

もっとも手軽な方法がヒアルロン酸注入で、目の上の窪んだ箇所に一定期間維持されるヒアルロン酸製剤を注入する事でボリュームをだし、くぼんだ状態を改善します。
ヒアルロン酸は半年から一年程度で体内に吸収されてしまうため定期的な注入が必要となりますが、目元にハリを作る程度でしたら注入量もそこまで多く無いため、手軽に受け安い治療です。

お腹などから採取した脂肪や、その脂肪から取り出した幹細胞という「細胞の元」を培養して注入する方法です。
注入した脂肪や幹細胞は、その一定量が注入箇所に定着して残るため、長期に渡ってハリを維持できる点がメリットですが、その分コストは高めです。
また、注入する脂肪は採取したものをそのまま注入するだけではなく、生着率をあげるために各種成長因子を同時に注入したり、細胞を分別して培養したりと様々な方法がありますが、結果をよくしようとするとその分工程が増えてお値段も上がりますので、どの方法が良いかはクリニックでよく相談しましょう。