女性の薄毛 女性型AGAと休止期脱毛について
薄毛治療
公開日:2016/06/24
そもそも、女性の1/3は、その生涯で薄毛を経験すると言われています。
髪の毛は、骨髄の次に成長の早い組織であり、種々の代謝障害の影響を受けやすいため、薄毛が内科疾患の診断の手がかりになることもあります。
女性の薄毛の原因は、皮膚科疾患に伴う狭義の瘢痕型と非瘢痕型に大別されます。
非瘢痕型で最も多いのは、女性型AGAで、全女性の38%が罹患するというデータもあります。多くは家族歴があり、思春期発来以降のいつでも発症する可能性があります。女性型AGAは、頭頂部を中心に前頭部へ広がり、時に側頭部へも広がります。後頭部はなかでも比較的影響を受けにくいことが知られています。
女性の薄毛のもう一つの大きな原因に、休止期脱毛があげられます。
様々な誘因、例えば手術の経験、出産、急激な体重減少、高熱、ホルモンの異常、種々の薬剤によって、休止期の割合が増えることが知られています。
多くの休止期脱毛は、誘因が加わってから3ヶ月後から始まることが多いのも特徴です。
このように、一口に薄毛と言っても、原因は様々で、頭部の診察だけでなく、全身的な身体所見や血液生化学的検査から、鑑別を進める必要があります。
当院のドクターは、自毛植毛治療に熟練していることはもちろんですが、内分泌疾患を初めとした内科疾患にも精通しており、全人的な診療を行い、患者様の薄毛の悩みを解決してまいります