女性の薄毛の種類
薄毛治療
公開日:2016/06/24
女性の薄毛には、分け目が目立つタイプ、頭頂部が全体的に薄くなるタイプなど、いくつかのタイプがありますが、
男性のように毛髪が完全に抜けてしまうことが少なく、毛髪1本1本が細くなるのが特徴です。
女性の薄毛の種類は様々ですが、大きく以下のように分けられます。
【びまん症脱毛症】
女性の薄毛の原因で最も多く、特に40代以上の女性に多く見られる脱毛症です。
額や頭頂部など一部の毛が集中してなくなる男性の薄毛と異なり、全体的に髪の毛が薄くなります。
【牽引性脱毛症】
髪が引っ張られることによって生じる薄毛の症状です。
ポニーテールなど髪の毛を引っ張るヘアスタイルや、ヘアアイロン、エクステ等が長期間継続されることで起こる脱毛症です。
特定の毛髪に長期的に負担がかかることで頭皮の血行が悪化し、発毛に必要な十分な栄養が毛髪に行き届かなくなり毛が生えにくくなります。
【脂漏性脱毛症】
皮脂の異常分泌によって毛穴周辺や毛根が炎症を起こし髪の毛が抜ける脱毛症です。
頭皮の炎症による脱毛(脂漏性脱毛症)の他、毛穴に皮脂が溜まることによって生じる脱毛(粃糠性脱毛)もあります。
なお脂漏性脱毛症と診断されることはそれほど多くはありません。
脂漏性脱毛症は皮膚炎の延長にある症状です。皮脂の異常分泌が原因と言われ、皮膚炎が頭皮まで広がり脂漏性脱毛症になるケースもあります。
【フェイスリフトなど外科手術の傷跡】
女性の若返り治療として人気のフェイスリフト手術や、頭皮の外科的手術を行った際にできる傷跡による脱毛です。
術後の経過にあわせて傷跡は目立たなくなりますが、場合によってはこの傷口が残ってしまったり、周囲に抜け毛を生じてしまうことがあります。
【けがによる傷跡】
頭部へのケガや火傷などによって、頭皮の一部が瘢痕となり、毛髪が生えてこなくなることがあります。
残念ながら、毛根・毛穴のない瘢痕の状態になっているためこの状態では再び髪の毛が生えてくることはありません。
【広い額や生え際の治療】
生まれつきの額の広さや、生え際のデザインがコンプレックスとなり悩まれる方も多くお見えになります。
脱毛症といってもいくつかの原因があるため、まずは医師による適切なカウンセリングや診察をお勧めします。