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いびき治療の基礎知識 入門編FAQ
いびき治療に関して、治療方法、効果、痛みやリスク、副作用、治療の流れ、費用、アフターケア、ダウンタイム等について、良くある質問にお答えします。
いびきは病気ですか?
いびきを慢性的にかく方の多くは病気であり、また合併症を引き起こすことがあります。ここではいびきの種類とともにご説明します。・睡眠時無呼吸症候群(SAS)睡眠中頻繁に10秒以上の無呼吸が起こる病気。睡眠の質が悪くなるため、日中に眠気や記憶力・集中力の低下などの症状がみられます。また、生活習慣病と密接に関係しており、高血圧、心不全、糖尿病など様々な合併症を引き起こすことがあります。・上気道抵抗症候群睡眠中に上気道(鼻?のど)が狭くなり、呼吸努力に応じて覚醒反応を生じさせる病気。睡眠の質が悪くなるため、日中激しい眠気に襲われます。また、脳血管障害、心疾患、糖尿病などの可能性が疑われます。自分のいびきがどれに該当するのか判断することは難しいため、いびきを指摘されたら一度医師に相談してみましょう。
いびき治療はどのような治療方法なのですか?
いびきの治療には主に3種類あります。・鼻マスク(CPAP)鼻マスクを睡眠時に装着し、空気ポンプで鼻から気道へ送られた空気によって、睡眠中の呼吸困難を解消する方法です。ほとんどの睡眠時無呼吸症候群の方に有効ですが、口やのどが渇くため、不快に感じる方もいるようです。・マウスピースマウスピースによって噛み合わせを改善し、のどの広さを確保することで、いびきを改善する方法です。手軽に使用でき、体に負担をかけない方法ですが、お子様と歯や鼻の疾患を持つ方は使用できないことがあります。・いびき手術一般的な方法は、のどを広げるために、扁桃や口蓋垂(のどの粘膜部分)をレーザーで切除する方法です。手術中の痛みも少なく、手術痕もほぼ残りませんが、術後数日間は食事の時に刺すような痛みがあり、飲酒や喫煙を控えなければなりません。ほかには、下あごを前に引き出す外科手術や、気管切開などでもいびきを改善できます。また、生活習慣を改善することもいびきの改善につながると指摘されています。
いびき治療はどのくらい効果があるのですか?
いびき治療はほぼ90?100%の確率で改善することができます。しかし、「鼻マスク」や「マウスピース」などは、装着していないときにはいびきをかいてしまうため、あくまでも改善でしかありません。また、「いびき手術」に関しても、術後数年で再発の可能性があるため、根本的な治療とは言えないでしょう。
いびきを自分で治すことはできますか?
いびきを自分で改善することは可能です。なぜなら、いびきは生活習慣の乱れが原因であることが多いため、食事療法や睡眠時間の確保などである程度解消されるでしょう。しかし、いびきの原因には生まれつきのあごの形や鼻の形が関係している場合があり、その場合はいびき外来に相談してみましょう。