15年前顔にできた傷跡を消したいです。

KUNOクリニック　 麻布院　クリニックナインフィールズ総院長

九野広夫男性

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美容外科医歴20年、他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。症状固定した瘢痕ですが可動域でもあるため、瘢痕部を切除・縫縮（Z形成・W形成・三角皮弁法等を含む）したとしても、隠れない部位にまた別形状の瘢痕を残し、引き攣れ等により上口唇の形状まで変形させてしまう結果になると思われます。

所謂、形成外科的な見解では原則「目立つ瘢痕を目立たない瘢痕に置換する」手技ですので、まろんさんがご希望されるレベルの解決にはならないでしょうね。レーザー治療も「傷跡が消せる」訳ではなく、熱傷による瘢痕拘縮などにより却って目立つ瘢痕になる恐れがありますので、ある意味「断られて良かった」のではないかと思います。

従って、メスを用いる・切除する・レーザーなどで焼灼する等の手段を選択しないで治療する必要があります。しかし、この種の瘢痕を無くしてしまうことは他の手段をもってしても難しいのが現状です。

まろんさんの御希望に見合うためには、皮膚の質感、毛穴、色調、全てにおいて再生や復元をさせる様な手法が要求されると思います。瘢痕の状況にマッチングした治療プランを立てたいと思いますが（お写真ではなく）、直接の診察が必要です。恐らく、瘢痕真皮下層の硬化した線維組織を溶解しつつ、表面からも真皮上層を再生させる必要があるでしょう。また当院での治療適応があっても、何度かの通院が必要となりそうです。

尚、下記のHPに様々な手法を組合せて目立つ瘢痕を目立たなくさせた症例を御紹介します。検索のアドレス欄に下記アドレスをコピー＆ペーストして頂ければそれらの症例をご覧になれます。

下記HPでは1例目のみ、メスを用いて瘢痕を一部切除していますが、他の方法も組合せています。
https://clinic-nine-fields.com/column/revisions-nose03/

下記HPでは、全例、表面にメスを入れずに真皮再生と他の方法も組合せています。
https://clinic-nine-fields.com/column/nose-12/

九野広夫先生の傷跡修正の症例 （アフター）

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