二重手術 埋没法の特徴
目・二重整形
二重の手術には、埋没法と切開法があることはご存知の方が多いと思います。 それぞれに長所と短所がありますが、 埋没法のメリットとしては・・・ <ダウンタイムが少ない> <傷ができない> <糸を取れば(取れれば)元に戻る> というものがあげられるでしょう。これらについてひとつずつ解説をしていきます。 <ダウンタイムが少ない> 埋没を選ぶ理由としては、ほぼこれに尽きるでしょう。 実際、仕事を何週間も休んで受ける方は少なく、通常は1週間以内、3日程度の休みで受けられる方が多いです。「次の日も普通に仕事があるが、どうしてもばれたくない」などとおっしゃる強者の方もおられます・・・(さすがに次の日にばれないというのはなかなか難しい相談ですが) 逆に言えば、それだけお手軽であるからこそこれだけ普及したのだと思います。 ただ、切開に比べるとダウンタイムは短いですが、全然ないわけではありません。 まぶたの厚み、作る二重の幅、手術中に力が入ってしまったり、など多くの要素が腫れや内出血に影響してきます。 また、医師の立場から見て同じぐらいの腫れであっても、「すごく腫れていて気になる」という方もいれば、「全然腫れは気になりません」という方もおられます。捉え方にも個人差があるということです。 ・ある程度は腫れるものと思って、術後のスケジュールなどを無理ないよう調整しておく ・自分の目に合わない無理な二重デザインは希望しない (どのような二重がよいか、術前に医師とよく相談すること) ・アイプチなどでまぶたがかぶれている場合は、(可能なら)手術前は少しアイプチをやめる などに注意すると、術後に「げっ!」となりにくいと思います。 <傷ができない> 手術の時は皮膚の表面に針で小さい穴を開けます。しばらくの間は針穴は薄い赤色です。術後1カ月程度で色はかなり目立たなくなりますが、少し傷跡のような凹みがあることが多いです。最終的には傷はわからなくなります。 (経過には個人差があります) <糸を取れば元に戻る> これも、埋没ならではのメリットでしょう。糸を取る理由としては・・ ①二重を狭い幅にしたい ②元の目に戻したい ③糸が原因と思われる感染などの症状が起こった などが考えられます。 ①埋没で作った二重が残っていて、そこよりも狭い二重にしたい場合、基本的には抜糸をする必要があります。(年数が経っていると、糸がみつからないこともあります。) ②抜糸をすると、通常は数日から数週間でラインが消えます。(これも、年数がたって皮膚にくせがついてしまっている場合、抜糸できたとしてもラインが消えない可能性はあります) ③糸が原因で感染がおこった場合、また、糸の近くで感染が起こり、糸に菌が住みついて再発を繰り返す、といった場合は、抜糸をしないといけないことがあります(薬で改善することや自然に治ることもあるため、絶対にすぐに抜糸をしないといけないというわけではありません) 以上、埋没法のメリットについてお話しました。 手術を検討されている方の参考になれば幸いです。 次回へ続く
公開日:2018/07/04