■子どものワキガ治療でお悩みの保護者の方へ
ワキガは中高生の思春期に発症するケースが多いため、お子様を取り巻く環境や人間関係にも影響を及ぼす懸念がございます。なにかとデリケートな思春期は、見た目や体臭に対する中傷やいじめなどで、心に傷を作ってしまうというケースも少なくありません。
自分が発する体臭は自分で自覚することが難しいとされています。ましてやワキガという概念がまだないお子様が自分の臭いに気づくのは困難なことです。お子様のワキガに気づき、改善への手助けをしてあげられるのは、身近な親御様をおいてほかにありません。
うちの子は「ワキガ」なのでは?と体臭が気になっているがどうしたらよいかわからない・・・
という親御様はぜひ当院へご相談ください。未成年でも安心して受けていだだけるワキガ治療をご用意しています。
ワキガは迷わず早い段階で手を打つことをおすすめします。お子様がのびのびと笑顔で毎日を送れるよう誠心誠意サポートいたします。
ワキガは友人や家族にも相談しづらく、一人で抱え込んでしまうお子様も少なくありません。
当院には、16歳未満のお子様と保護者の方も多数受診されています。しっかりと時間を取り、丁寧なカウンセリングを行っていますので、お子様のワキガ治療でお悩みの方はぜひご相談にご来院ください。
■ワキガ自体は病気ではなく体質です
まず認識として、ワキガは「病気」ではなく「体質」だということを理解しましょう。
ワキガは、両親または両親のどちらかから遺伝的に受け継がれた「体質」です。潜在的にあった体質が、成長と共に表面化してワキガの症状が見られるようになります。ワキガはウイルス感染や生活習慣などの後発的な原因である日突然発症するものではないのです。
しかし、病気ではないからといって放っておいても自然に改善されるものではありません。ワキガの重症度にもよりますが、なにも対策をしなければ臭いの悩みはずっと深刻なコンプレックスとなりお子様の心になんらかの影響を及ぼす可能性があるのです。
■ワキガとは
ワキガとは、主に脇から特異な体臭を放つ体質のことで、腋臭症(えきしゅうしょう)という呼称もあり、日本人の約10%程度がワキガであると言われています。
人間には、身体から汗を表面へ送り出す汗腺が「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類が存在します。
そのうち、身体の全身に分布しており、主に体温調節のために汗を出すのが「エクリン汗腺」です。「エクリン汗腺」から分泌された汗はサラサラとしていて臭いを伴わないのが特徴です。一方、「アポクリン汗腺」は脇、乳首、下腹部、耳など限られた場所にだけ存在し、「アポクリン汗腺」から分泌された汗は、臭いのもととなる皮脂やたんぱく質を含みます。その汗が皮膚表面にある常在菌によって分解され、独特な臭いを発します。
ワキガの独特な臭いは、硫黄臭(温泉のようなにおい)、脂肪酸臭(カビのようなにおい)、そしてカレースパイス臭(香辛料のようなにおい)に似たような特徴をもちますが個人差があり、臭いの強さにも個人差があります。
■ワキガの発症年齢
ワキガの発症年齢は、第二次性徴期と言われる小学校高学年から高校生になる頃、いわゆる思春期に集中します。
第二次性徴期は女性ホルモン・男性ホルモンが急激に増え、ホルモンバランスが変わる時期です。ホルモンバランスの変化はワキガの原因となるアポクリン汗腺を刺激し発達させます。
ワキガの発症は多感な思春期と重なるので、大人が感じるよりも大きなコンプレックスに発展しかねません。
~思春期だけの一時的なワキガの可能性~
ワキガの原因であるアポクリン汗腺は、元来、異性を惹きつけるフェロモンの働きを担っているため、思春期に活発化する性ホルモンの影響を大きく受けます。
そのため、ワキガの臭いの強さのピークは思春期で、その後、性ホルモンの分泌の減少と共にワキガの症状も落ち着いていくというケースもあります。
若い頃はワキガで悩んでいたが、いつの間にか気にならなくなっていたという方も中にはいらっしゃいます。
重度のワキガ体質でない場合は、体の成長と共に自然にアポクリン汗腺の活動が鈍くなり、ワキガ臭が薄れることもあるのです。
お子様のワキガ治療は、早めに治療されることをお勧めしています。ただ、ワキガの原因であるアポクリン汗腺は第二次成長期に増える傾向にあります。そのため、女子は16歳、男子は18歳未満のお子様の場合、治療をしてもその後の成長過程でアポクリン汗腺が増加するので、再発する可能性があります。
そこで水戸中央美容形成クリニックでは、子供保証制度を導入しました。2回目以降は、初回治療費の半額で治療が受けられます。