パールフラクショナル（ニキビ治療）のクリニックを探す 総合版はこちら

パールフラクショナルは医療機器の名称になります。パールフラクショナルははフラクショナルレーザーの一種で、フラクショナルレーザーは皮膚をわざと傷つけて肌再生を促す治療法になります。フラクショナルレーザーは古い肌を新しい肌に入れ替えることを促す画期的な治療法ですが、この時に使用するレーザーの出力を見誤りますと、必要以上に肌を傷つけてしまい、肌再生を促すこと自体はできますが、その間、強い痛みや腫れ、点状出血で悩まされる副作用がありました。パールフラクショナルは肌再生を促しつつ、それでいて副作用を可能な限り抑えることを可能にした、一歩進んだフラクショナルレーザーになります。

肌の痛覚は真皮組織内に神経があり、フラクショナルレーザーは真皮を主なターゲットにしていますので、痛みを生じやすい治療法といえます。特に、真皮深部へのレーザー照射は非常に強い痛みを伴います。実際の治療は麻酔クリームを使用しますが、それでもある程度の痛みはあります。クリニックによっては、ブロック麻酔の併用や口痛み止め点滴、口痛み止め筋肉注射などのオプションがありますので、医師の相談のもと麻酔の追加オプションを選択してください。

施術直後の麻酔が切れた後は、赤みやヒリヒリ感が出ます。人によっては点状の出血がにじむことがあります。翌日はヒリヒリ感が無くなりますが、赤みや腫れはまだ気になります。3日～1週間ぐらいで赤みや腫れはほぼ治まります。パールフラクショナルは肌再生の治療ですので、人によっては皮膚がボロボロと剥離することもあります。その際、皮膚を引っ掻かないようにしてください。1週間後から肌質やニキビ跡の改善が実感できるようになります。最終的に2～3ヶ月かけて効果がさらに高まります。施術当日のメイクは厳禁。シャワーや入浴は当日から可能ですが、長時間の入浴は控えてください。また、しばらくは保湿や紫外線対策を十分に行ってください。

残念ながら、フラクショナルレーザーは安全のため、1回では20%の密度までしか治療することができません。そのため、目安として4～5回程度の治療をオススメしています。また、フラクショナルレーザーによる肌治療は2～3ヶ月かけて肌再生しますので、フラクショナルレーザーの再治療は最低でも2ヶ月は治療間隔を空けるようにしてください。逆に、治療間隔を大きく空けてしまいますと、治療効果の変化がなくなりますので、2～3ヶ月を目安に再治療をお願いします。