<包茎とは>
亀頭が包皮で覆われている状態のことです。生まれたときは誰でも包茎ですが、幼児から少年期になるに 従って徐々に亀頭が露出し始め、青春期には亀頭が自然と露出した状態になります。しかし、日本人男性の半分は、成人になっても包茎で悩んでいるようです。成人で包茎の方は、身体がそれ以上成長 しないため、手術しないと包茎は治りません。ペニスは生殖機能も有しているので、それが正常に機能しないことには男として困ったことですし、また包皮に覆われた亀頭は不衛生になりがちです。早期に治療されることをお勧めします。
①仮性包茎
仮性包茎は日本人に最も多いタイプで、勃起すると皮がむけて亀頭が露出するか、容易に亀頭を露出できる状態です。勃起には支障がありませんが、亀頭は普段包皮で覆われているために不衛生で刺激に弱く、性交渉では早漏の傾向があったり、ちょっとしたことで炎症を起こしたり、性病にかかりやすかったりという問題があります。言い換えれば「皮が長い」と言うことになります。包茎の方の約8-9割がこのタイプです。
②カントン包茎
カントン包茎は通常の状態であれば、手で包皮をむくことは可能です。亀頭先端部の包皮の狭窄(きょうさく=狭さ)がある為、剥きづらかったり、途中までしか剥けなかったりなります。何とか剥けても勃起してくると輪ゴムで止められたように締付け及び痛みが生じ性交時に問題となります 。剥いたままで放置した場合、短期間で浮き輪状に腫れ亀頭の細胞が壊死してしまう場合があり、早急に治療が必要となります。
③真性包茎
真性包茎は亀頭先端部の包皮が狭すぎて亀頭の露出がまったく不可能な状態です。亀頭先端部の包皮の狭窄(きょうさく)(狭さ)がある為、包皮を剥くことが出来ず、亀頭を露出する事が出来ません。勃起や性交渉だけでなく排尿にも支障が伴い、長年放置しておくと、不潔な状態になり包皮炎症をおこし亀頭と包皮の内側が癒着(くっついてしまうこと)してしまいます。泌尿器、生殖器として障害になりますので挿入に治療が必要となります。