シロノJクリニック

━━＋2種類の汗腺＋━━
汗を作り出す汗腺はアポクリン腺とエクリン腺の2種類があります。
ワキガの臭いの原因は、主にアポクリン腺で、脇の下の多汗症の原因は、アポクリン腺とエクリン腺の両方にあります。
アポクリン腺から分泌される汗自体はそこまで臭わないのですが、それが細菌分解されると特有の臭いを発するようになると言われています。
アポクリン腺は性ホルモンの影響を強く受けているため、中学生くらいになってから徐々に症状が始まります。
遺伝する疾患なので、両親のどちらかがワキガの場合には、子どもにも生じやすくなります。
通常誰でもアポクリン腺を持っていますが、ワキガの患者さんはアポクリン腺自体が大きく発達しており、その密度も高いことがわかっています。
人に言いにくい脇のお悩み、是非一度当院にご相談下さい。

体臭症とは俗にいうワキガのことです。
脇の下から鼻をつくような不快な臭いがその原因の大半になります。
ワキガの臭いは、腋の下のアポクリン腺という汗腺から出た汗に含まれている脂肪酸が皮膚についている細菌によって分解され発生します。
このアポクリン腺は毛穴にそって存在しており、脱毛レーザーでこの毛穴ごと破壊してしまえば臭いも軽減します。

【メリット】
◆1回に治療が5分程度で終わる
◆日常生活に制限が全くない
◆ワキの脱毛が同時にできる

【デメリット】
◆3回程度の照射を必要とする
◆多汗症にはやや結果が落ちる

脇の下、手の平、足の裏にボトックスを数カ所注入します。
ボトックスには、エクリン汗腺に関わる自律神経の末端に作用して、汗の分泌を抑制する働きがあります。
汗によるニオイ・汗の分泌を抑え、衣服の汗じみを解消します。
多汗症の原因部であるエクリン腺を全部取り除くことは困難で、手術治療よりもむしろ交感神経の作用を弱めるボトックスを皮下に注射することによって4～5ヶ月間汗の分泌を極めて減少させることができます。
汗が気になり始める夏前にボトックスを注入し、夏場を快適に過ごされる方が多くいらっしゃいます。
一度受けられた方は毎年リピートされるほど、人気の高い治療方法です。