ルラ（LULA）美容クリニック

施術の解説

ルラリフト6部位(全顔)モニターの患者様です。

鼻翼基部からの法令線の改善目的で施術致しました。

いわゆる、靭帯の緩みや骨吸収•脂肪萎縮に伴う皮膚皮下脂肪の下垂が原因で形成された法令線とは事情が異なる印象でした。頬骨体部が張っておらず頬のボリュームを与えながら上方向にリフトが可能であるヒアルロン酸リフトの適応と考えましたが、注入系は怖いとの事でヒアルロン酸ではなく糸リフトを患者様が希望されました。

下方向に下垂した物を元の位置に戻すという大原則からは逸れますが、6本のうち4本は頬部を横方向に引き伸ばす形で糸を挿入しました。
切開リフトと異なり、あくまでも余剰皮膚を目立たない部分に隠しつつ、リフト効果を狙っていきます。あくまでも余剰皮膚の移動術である事から、皮膚余りが強いと頬部の皮膚のもたつきが強くなり中顔面増大術になってしまいます。
糸リフトはネーミングからリフト効果を期待される患者様が多いですが、リフト効果と支持靭帯の負荷を軽減して皮膚が弛まない様にする予防効果を半々くらいに考えて頂いた方が良いかもしれません。
そういう意味では若いうちからやっておくと効果的かもしれません。