ピアスをつけ始めた時の注意
ピアス穴あけ
公開日:1970/01/01
ピアスはクリニックで清潔かつ、アレルギー反応の出ない医療用のものを使う方がよいと思われます。
クリニックによっては、施術代にピアスも含まれるところが多いですので、ご自分でトライするより、専門の先生にあけてもらいましょう。
ピアスを開けた後の注意点
ピアスの内壁は施術後2週間で薄皮が張ります(上皮化)が、ピアス交換にはまだ耐えられません。ファーストピアスをつけたまま6週間は交換せずそのまま安静にしてください。
6週が過ぎてはじめて取り外し可能になります(この時からセカンドピアスに交換可)。ただし、穴が安定するまで1年から1年半かかりますのでその間は時々外して洗う以外は常時一日中ピアスを付けっぱなしにしてください。外したままにすると特にこの時期は穴が小さくなりふさがってしまいます。
日常のケア
洗髪時はピアスを外さずに耳たぶやピアスについた汚れをきれいに水で洗い流す。
風呂あがりはその部分を拭いて乾かす。以上を守れば消毒は不要。
ピアス交換の間隔
初めの3ヶ月は月に1回程度、次の3ヶ月は2週間に1回程度、半年が経過してからは週に1回程度。
交換時の注意点
裏のキャッチ(留め具)のみを後ろに引っ張り外します。
市販の消毒薬を(このときだけ使います)コットンに付けて、外すピアスのポスト(軸の部分)の汚れをふき取ってから、ピアスを外しましょう。
セカンドピアスも消毒薬で拭いてから入れる。キャッチは耳たぶを圧迫しないように触れている程度です。
セカンドピアスの選び方
セカンドピアスとして市販のアクセサリーピアスに変えてトラブルを起こす人が多いので、材質については、今まで金属でかぶれたことがある人は、その材質は避けましょう。
ファーストピアスは接触性皮膚炎予防にチタン製、セラミック製、医療用ステンレス製、ポリプロピレン製など刺激の少ないものをお勧めします。
接触性皮膚炎(金属アレルギー)は市販の金属製ピアスの成分(Ni,Co,Cr,Pd,Cu等)が原因となりやすく、接触後2-3週から3ヶ月に発症することが多く、発症すればピアス材の変更が必要です。重度の場合はピアスの中止をお勧めすることがあります。
耳たぶの厚い人はポストの長さが12mm以上あれば安心です。形はポストが太くストレートで、キャッチ(留め具)の大きなものが安全。
市販のアクセサリーピアスは軸が細く(0.6mm前後)、出来たばかりのピアス穴に差し間違えて傷を作ったり、軸の長さも短めなので落とさないようにキャッチをしめすぎて耳たぶの穴を傷つけてしまうことがあります。ピアスに十分慣れるまでは、ファーストピアスを練習用に使うか、あるいは軸が太く長さも長めのセカンドピアスを使うようにしましょう。
ピアスの穴が完成したかのチェック(1年後)
鏡を見ないでもスムーズにピアスが入り、通り抜ければピアスの穴は完成です。
1年後にうまくいかなければさらに数ヶ月間ピアスを入れておきましょう。
以下は、ピアスを初めてつける方への注意です
感染発生リスク:特にピアスをあけた始めの3日間は清潔に注意してください。ご自分で持参されたピアスを使用して施術した場合などはクリニックから処方の抗生剤を内服してもらうことがあります。自宅での消毒はしません。シャワーで清潔に前後から洗ってください。
感染が重度の場合はピアスの中止をお勧めすることがあります。
ケロイド発生リスク:傷が盛り上がった経験のある方は、施術前におっしゃってください。
ケロイド体質でないと思われていた方(盛り上がった経験がない方)にも生じることがあります。