美容医療コラム

普段表に出てこないような美容医療の裏話、最新の美容医療情報、美容整形術のポイントなどを美容医療の専門家が発信!

  絞り込み

コラム一覧

ニキビの『完治』とは・・・・

ニキビ・ニキビ跡の治療 (その他(ニキビ治療))

「卒業式」や「入学式」シーズンですね。 治療日の相談や微調整する患者様の姿を日々目にします。 今年もこの時期なんだなぁ・・・と、私たちもなんだか嬉しい気持ちになるものです。 それとともにこのシーズン、「春休みの2週間くらいの期間で、急いで入学式までにニキビを治したい」というご相談も増えます。 残念ですが、さすがに2週間で長期間繰り返したニキビを治しきるのは難しいのです。 大切な人生のイベントを控えている皆さまは、できるだけ早い治療開始をご検討くださいませ。 ニキビ治療は、本当に根本までの完治を叶えるには、それなりに時間が必要です。 数日でスパッときれいになるような治療は、今のところはまだないのです。 当院では、一時的にニキビをおさえる、というだけで終わらせず、ニキビの【完治】までを目指して治療を行います。 では、ニキビの【完治】とは何か。 ニキビは毛穴にできるもので、毛穴は全身の皮膚に存在しています。 1度できたニキビが治ったあと、「どんなことがあっても二度ともう絶対にニキビができなくなる」ということはありません。 風邪を引いて治っても、また風邪を引くことがあるのと同様です。 では、ニキビが【完治】する、というのはどういうことか・・・ まずは毛穴に詰まっている皮脂や菌を、膿として外に排出し、今起きている炎症を抑えなければいけません。 「今ある表面のニキビ」は、治った判断が分かりやすく、【触って芯が触れない】というのが基準です。 赤や茶色の色素は残っていても、触って芯が触れなくなれば、「今ある表面のニキビ」は治った状態です。 しかし、ここで油断してはいけません ニキビができた場合、炎症は表面だけでなく毛穴内にまで広がっているものなので、 表面に見える凸凹だけではなく、毛穴内までダメージがいきます。 表面のニキビが治ったばかりの、毛穴の中はまだ傷ついている状態です。 毛穴に詰まっていたものが無くなり、表面は平らになっても、まだ毛穴の中は傷がついた状態でガタガタです。 このままでは、皮脂が出てきたらまた溜まって、ニキビがぶり返してしまいます。 つまり、この状態ではまだ【完治】とはいえません。 表面がボコボコしていた状態が無くなり、明らかに自分で触った感じがなめらかに変わると、みなさん喜ばれます。 ただもう1歩!ここで油断せず、毛穴内の修復が完了するまでしっかり治療しきることがとても大切なのです。 「もうPDTはやらなくてもいいのでは??」 「こんなに調子が良いのに治療が必要なんですか??」 と思われがちですが、完治を叶えるには、この間の治療が欠かせないのです。 表面のニキビは出ない、新しいダメージを増やさない状態をキープし、毛穴内部の修復を進めます。 PDT治療をしなくても約3ヵ月ニキビがぶり返さなかったタイミングで、本当の【完治】です。 皮脂はもともと、肌のバリア機能として必要なものです。 皮脂腺の活動は、PDTで一時的に抑制しても、時間が経てば必ず戻ります。 皮脂量が少ないままならよしということではなく、その皮脂が毛穴に詰まらないということが重要なのです。こ 健康な毛穴であれば、皮脂は詰まらずに外に出るだけなのです。 この先、様々なイベントが控えていますね。この春からぜひ治療を開始しませんか。 皆様のご予約をおまちしております。

解説 メディアージュクリニック 代官山院

公開日:2025/03/07

クレーター治療「フラクショナルレーザー」後の経過や効果とは 

ニキビ・ニキビ跡の治療 (その他(ニキビ治療))

フラクショナルレーザーは、ダウンタイムを考慮すると、受けられるタイミングが限られてしまう治療です。 満を持して, 春休み・夏休み・年末年始のお休みなどを利用して治療を受けるという方が非常に多いです。 これからクレーター治療をお考えの方は、これから1年を通しての計画の参考にして頂くと良いと思います! 「フラクショナルレーザー」という治療は、一度お肌に傷をつけることで、傷を治す力によって新しいお肌をつくられるように仕向け、凹んでしまったクレーター部分が持ちあがって改善されていくことを狙う治療です。 当院のフラクショナルレーザーは、クレーターに対して最大限の効果が出るように、肌深部までをしっかりアプローチします。 出血するほどの傷をつけます。 日常の中で顔はもちろん腕や足にケガをした時、すぐに傷が治ってすぐに跡が消えるわけではないですよね。 それと同じなので、フラクショナルレーザー治療後すぐにクレーターが浅くなるわけではありません。 フラクショナルレーザー後の経過は「創傷治癒=傷を治す力をいかに発揮させられるか」にかかっています。 傷が治り新しいお肌がつくられていく段階で、少しずつ効果が出てくるので、治療数日後で改善を実感するのは残念ながら難しいです。 たとえば治療して1週間後くらいの時期だと、「全然良くなってない気がする!!」と感じるのが典型的だったりします。 「治療後3ヵ月かけて肌が変化して完成する」と思ってください。 1回の治療の経過を、3カ月かけて診ていくのです。 【治療の翌日】 治療翌日はまだ出血が完全に止まっておらず、保護剤ににじんでくることも多いです。 治療翌日に来院いただき、保護剤を張り替えます。その時初めて治療後の自分の肌を見るわけですが、ここで驚かれる方がほとんどです。真っ赤になっている状態を見て皆様驚かれます。 【治療から2週間後】 レーザーの跡は消えてきているものの、「え?クレーターが変わってないのでは?」というくらいの状態の場合がほとんど。 この時点ではまだ表面の傷が治ってきているだけの段階で、内部が変化するのはこれからです。 不安を感じる方がほとんどですが、焦らなくて大丈夫です。 【治療から2ヶ月後】 まだ少しレーザーの跡の赤みが残る場合があります。 2週間後のあたりより表面の凹凸が浅くなってきているのが実感できる頃です。 【治療から3ヶ月後】 治療後の赤みはほぼ消え、肌表面がだいぶなめらかになってくる頃です。 1回の治療で、完全に真っ平らにすることは難しいのですが、それなりの大きな変化を実感いただけると思います。 こうして治療後3か月程度で、結果がでます。 その3ヶ月後の状態を見て、2回目の治療に進むかどうかなど、ご相談いただけます。 当院のフラクショナルレーザーは、最小が2cm×2cmの狭い範囲だけの治療も可能なので、2回目以降は深いクレーターが残っている部分だけ治療するなど、治療範囲を狭めていくというのもありです。 皆様のご予約・ご来院をお待ちしております!

解説 メディアージュクリニック 代官山院

公開日:2025/02/08

お悩み・目的からコラムを探す

  ドクターインタビュー

ドクター相談室


ドクター相談室

美のお悩みを直接ドクターに相談できます!
677人のドクター陣が72,890件以上のお悩みに回答しています。