垂れ乳修正（乳房吊上術）のクリニックを探す

ほとんどを脂肪細胞で形成されているバストは、老化による皮膚や筋肉の衰えにより、重力に負けがちとなり下に垂れやすくなります。また、加齢だけでなく、ダイエットなどの急激なサイズ変化や妊娠・出産・授乳を繰り返しますと、皮膚が伸びきってしまいます。そうした下垂した乳房を修正する治療法として、乳房吊り上げ術（マクトペクシー）があります。また、乳房吊り上げ術にも2種類あり、軽度の場合は乳頭乳輪の位置を上げて乳房全体の形を整えるRound block法にて、中程度の場合は余剰の皮膚を切除する逆T字型法にて治療します。また、重度の垂れの場合は余分な乳腺組織を切除する場合があります。

処置時間はクリニックごとに異なり、90～120分でできるところもあれば、2～3時間かかるところ、4～6時間かかるところまで様々です。切除する方法・箇所はどのクリニックも共通で、乳輪の円周部分の余分な皮膚をドーナツ型に切除して小さくバストを整えます。手術中は麻酔を使用しますので、痛みはありません。術後、浸出液や血液を胸に貯めないよう外に排出させるための管（ドレーン）を付けます。このドレーンは手術1～3日後に止血確認をしてから抜去します。手術後の止血とバストの腫れを抑えるため抜糸するまで圧迫包帯を巻きます。抜糸は状況に応じて1～2週間後に行います。

手術後の内出血や腫れについては、2週間程度で治まります。手術後の痛みに関しては個人差がありますが、痛み止めが処方されます。シャワーは翌日から可能。入浴は抜糸後（1～2週間後）から。激しいスポーツは1ヶ月が経過してから行ってください。

ごくまれに、施術部位の血液貯留（血腫）や感染が起こる場合があります。施術部位の熱感・痛み・赤み・腫れ・発熱などがありましたら、早めに処置したクリニックへ掛かることをオススメします。また、手術にて皮膚を大きく切開した場合、乳輪・乳頭の血流障害や皮膚の壊死が起こることもあります。乳輪・乳頭、皮膚の変色が見られる場合も早めに処置したクリニックへ掛かるようにお願いします。