フローブクリニック

このクリニックを選んだ理由

国内での手術を希望していましたが、ガイドラインに沿って待っていたら
手術待ちで２年以上かかるため、年齢のこともあり、
性同一性障害者への早期治療を積極的な医師がいることをしり、
このクリニックに相談し手術をお願いしました。

カウンセリング・施術前の説明を受けた感想

私の場合、ホルモン治療暦が1年以上あったため
初回やり取りのメールから約１ヶ月で手術の日程がきまりました。

他の方が書かれている通り、ここの先生は最初は機械的な返信しかきません。

私の場合、カウンセリングは郵送でのやり取りでした。
ホルモン治療暦、精神科通院暦、産婦人科通陰暦
幼少期から現在までの自分史を事前に郵送で送付。

手術当日もダイレーション、合併症の説明を済ませて即手術室へＧＯでした。

ちなみに。
このクリニックではＨＰに記載している造膣は今はしていません。
10年以上ＨＰが更新されていません。
何度お願いしてもお金を積んでも？無駄です。
現在の医院ではダウンタイム２週間収容するだけの入院施設がないからです。（人員とかも）

施術の内容・痛み・かかった時間

全身麻酔ですが、ハッキリ言って超痛かったです。人生これ以上無いほど泣きました。
手術は約５時間かかりました。まず、ガス麻酔で眠らされ意識を失います。
その後、気管挿管し硬膜外麻酔を３本打ちます。（気管抜管から30分ほど手術台に居たと思われます。)
手術開始…はい。できあがり。
意識が戻った後は嘔吐とまで行きませんが、痰を吐かされます。
その後、手術代からベットへスライド移動させられ運ばれ個室にてダウンタイム開始です。

1時間3０後、最初の激痛が襲ってきました…。
泣き叫びました。いだぁーぃ。先生～！！！。
「魔法の薬だよ」といって硬膜外麻酔をまた一本。
そして、これを繰り返し計７回打ちました。（普通こんなに打つ人はいないそうです。）
性転換とはこれほど痛いとは思いませんでした。
タイで手術を受けたひとはよく痛くなかったとか聞きますが、
それはペインフリーという麻酔ボタンを自由に患者が押せるためです。
そういう意味ではここのクリニックでの手術は覚悟がいるかもしれません。
結局朝まで激痛に耐え、一睡もできませんでした。
股間を見るとドレーン2本、カテーテルが1本挿入されていました。

来院から施術後までの様子

このクリニックは性別適合手術の場合のみ1泊できます。（院長先生が付きっ切りでみてくれます。）
ドレーンは早ければ翌日抜き取ります。
尿道カテーテルは2週間挿入したままになります。これがかなり辛い。
激痛に耐えガーゼ交換をしたら、翌日の午後には強制退院させられます。
あまりの痛さに予定は14時でしたが結局17時まで粘り、泣きながらようやく
近くのホテルまで到着しました。その後、ホテルに缶詰、1週間痛みに苦しみました。
（人によっては3日くらいで回復）

施術後どのような経過を辿りましたか？

当然ですが、股間、おしりはものすごく腫上がります。
円座がないと座れません。というかあっても1週間はまともに座れません。
私の場合、出血は少ないほうでしたが、
ナイト用ナプキンがで過ごす日々が３週間くらい必要でした。
３０センチ以上は必須でしたねｗ

このときはとても辛かったですが、擬似的でも女になったんだなと改めて実感した瞬間でした。

アフターケアの内容とその感想

メールが塩対応で有名な先生ですが、なんども会話していると文面が変わってきます。
冗談っぽいこともいいますし、とてもフレンドリーな先生です。

ただ、スパルタです。敏感な陰部の抜糸なんかも容赦なくやりますｗ。
一番は尿道カテーテルを抜くときでした。
当然太いものが入っているので痛みを伴います。
私が、躊躇していると「ギャーギャー騒ぐな。」といって不意打ちで処置されました。

とりあえず、尿道狭窄などがなければアフターケアは2週間目で終了です。

満足度、良かった点など

切開部の傷跡はどうしても残りますが、
陰毛が生えてきた今では正面からでは陰裂もしっかりあるため
純女と遜色ないほどです。

国内の手術例を幾つか見ましたが、
間違いなくここのクリニックの先生のほうが
良いとおもいました。

ちなみに糸は自分で抜糸したものもありますが、
人によってとれるのに４，５ヶ月くらいは掛るかもしれません。

その他、クリニックへのメッセージなど

このクリニックではＭＴＦさんよりＦＴＭさんの割合のほうが多いみたいですね。

余談ですが、患者の陰部の写真撮るなら事前に確認して欲しいですねｗ