肌のターンオーバー正常化は、スキンケアの重要な土台づくり。
肌表面を整え、ターンオーバーしやすい状態にすることで、ニキビや肌荒れの原因を排除したり、肌治療の効果を高めたりすることが可能になります。

ケミカルピーリングは、酸の力で肌表面の古い角質をやわらげ、やさしく綺麗に取り除く治療です。

ホームピーリングは肌表面の汚れやざらつきを落とす程度で、ケミカルピーリングは肌の表面を一皮剥がして裸ん坊にするイメージ。使用する酸は濃度が高いほどピーリング効果も高くなりますが、濃すぎると劇薬となりうる強い作用のある成分のため、医療機関で適切に使用する必要があります。
仮に、ホームケアに使われる市販のピーリングコスメは効果がマイルドだからと言って、自己判断で濃度の高いピーリング剤を使用し強い作用が出てしまっても、自分では適切な処置ができません。
しかもケミカルピーリング後の肌はとてもデリケート。保湿や、炎症予防などの医療的な処置が大切です。
そのため、ケミカルピーリングは医療機関でしかできないスキンケアとなっています。

ピーリングは主に、ニキビやニキビ跡などの、トラブル肌のリセットに効果的ですが、肌トラブルがなくても肌トラブル予防のメンテナンスとしても効果的です。
また、薬剤導入系の施術前に行うことで相乗効果が生まれるので、オプションでつけられるクリニックも多いです。
ケミカルピーリングと一口にいっても、使用する薬剤や道具の違いによって、さまざまな肌質に合わせて施術ができますので、敏感肌や乾燥肌を気にしている人も、まずはクリニックに相談してみてはいかがでしょうか。