掲載 2022/03/25 更新 2023/12/26
「気付いたら肝斑らしきものが顔に…!」という方、多いのではないでしょうか。
肝斑はシミの一種。シミは大きく分けて4種類あります。
『肝斑』はこの4つのシミの中で一番治療が難しいとも言われていますが、現在では治療法も増え、様々なアプローチができるようになりました。
「女性の方の4割に発症する」と言われている肝斑。肝斑は放っておくと、範囲が広がって消えにくくなってしまいます。早いうちに治療に取り組み、お悩みを解決しましょう。
肝斑はどうしてできるの?
肝斑の病態はとてもシンプルで、 “特定の部位がなんらかの刺激でメラニンが増え続けてしまっている状態” になります。メラニンという「茶色・黒色」の色素が肌の中で増え続ける事で、肌がくすんだ黒い色になってしまうのです。
メラニン増加の要因として挙げられていることは
- 紫外線
- 摩擦
- ピルの服用
- 妊娠
- 肌治療による刺激
などがあります。肝斑の要因は非常に日常的な点にあることがわかりますね。
「肌治療による刺激」というのは意外に思われるかもしれませんが、「日光性色素班(いわゆるシミ)を治すために肌治療をしていたら、レーザーによる肌の刺激で薄く潜んでいた肝斑が悪化してしまった」というケースもあるのです。肝斑治療の難しさはそこにあります。
シミ治療だけではなく、肌質改善のピーリングなどによる刺激もメラニンを増殖させてしまう場合がありますので、自身の肌質に最適な治療を受けることが何よりも大切です。
肝斑セルフチェック
4種類のしみは発生する原因が違うので、治療法も異なります。まずは自分の肌にあるシミが”肝斑である”かどうかを見極めることが大切です。
肝斑によるシミの特徴は、主に下記のようなものがあります。
- シミが頬骨や目尻に沿ってできていて左右対象
- 曖昧なもやっとした形をしている
- 放っておいたら濃くなった・広がった
- 30〜40代で急激に増えた
- 季節によってシミの濃さが変わる
いかがでしょうか?
上記に心当たりがある場合、肝斑である可能性が高いので、セルフケアで悪化させてしまうことなどを防ぐためにも、一度専門の医師の診察を受けて最適な解消方法を検討した方が良いでしょう。
肝斑の治療法4選
肝斑の治療では、主に下記のような手法があります。基本的に自由診療での治療となりますので、医師とよく相談の上、しっかりと解消まで継続できる治療法を選ぶようにすると良いでしょう。
内服薬(トラネキサム酸)服用
長く、肝斑治療で使われている治療法に「トラネキサム酸」という飲み薬があります。トラネキサム酸は炎症を抑えるために風邪などの治療にも処方される事の多い薬ですが、メラニンの生成を抑制する効果があり、肝斑を薄くすることができます。
ただし、新しいメラニンを抑えるものの、すでにあるメラニンを解消するものでは無いため、美容皮膚科で治療を行う場合は下記の施術と並行して服用していくケースが多いです。
市販でもトラネキサム酸配合のお薬が売っていることは多いですが、クリニック処方のものとの大きな違いは、その配合量。効果をしっかりと出すためには、医師の診察のもと、自分に合った適切な配合量のトラネキサム酸を処方してもらいましょう。
レーザートーニング照射
「レーザーは不適切」とされていた肝斑治療に、革命を起こしたのがレーザートーニングという照射方法!
従来の「強いレーザーで色素を焼き切る」方法ではなく、お肌に低刺激な、美白効果のある優しいレーザーを繰り返し打つことで、肌への刺激を抑えつつ肝斑のメラニンを無くしていくイメージ。
肝斑だけでなく、シミやそばかす・色素沈着・くすみ・ニキビなど、総合的に美肌へ導く照射施術です。肝斑を消すには回数を重ねる必要がありますが、効果も分かりやすく、肌全体がつやっと明るくなり、毛穴やニキビの改善も同時に叶うことがおすすめポイント。お得な回数コースがあるクリニックもありますよ。
外用薬(ゼオスキンヘルス)
ホームケアで攻めの治療をしたい方はコレ。高濃度レチノール治療であるゼオスキンは、基礎化粧品とビタミンA誘導体であるトレチノインを組み合わせたドクターズコスメを、日々のスキンケアとして塗布することで、お肌の外側にある角質を剥がし、皮膚の新陳代謝を高めます。約3週間で新しい肌に生まれ変わり、この肌サイクルを何度も繰り返していくことにより、肝斑を引き起こしているメラニンをどんどん外へ外へ排出していき、解消に導いていきます。
肌への刺激が強いため、しっかりと医師の指示に従って利用し、保湿などのケアも含めて複合的に行っていくことが大切です。
ケミカルピーリング+イオン導入
ピーリングで肌の新陳代謝を促し、専用の機器で自分にあった成分を肌に直接導入します。肝斑でお悩みの方には、メラニンの生成を抑えるトラネキサム酸や美白効果のあるビタミンCの導入がおすすめ。ダウンタイムもなく、価格もお手頃。比較的ライトな施術でありながら、肝斑が薄くなる効果が期待できます。
低用量ピル(経口避妊薬)で薄くなる場合も
肝斑はホルモンバランスの影響を大きく受けるため、低用量ピルの服用で少しずつ薄くなっていく場合があります。しかし、その一方で服用によって逆に濃くなってしまう方もいるため、肝斑に効果があると言えるものではありません。
また、低用量ピルは血栓が起こるリスクがあるため、トラネキサム酸との併用ができません。もし低用量ピルを服用していて肝斑が濃くなってしまった場合は、トラネキサム酸以外の選択肢で治療するか、低用量ピルの服用を一旦お休みしてトラネキサム酸を服用するなどの方法となりますので、医師とよく相談しましょう。
注意点
前述の通り、肝斑は刺激によって悪化する場合があるため、レーザートーニングやゼオスキンでの治療には、肝斑を悪化させるリスクも少なからずあります。
治療を受ける場合は肝斑治療に詳しい専門の医師にしっかりと相談し、最適な治療法をしっかりと選択するようにしましょう。
もし治療後に肝斑が濃くなってしまったら
肝斑は治療後に濃くなってしまい、どこに相談したら良いかわからない、とお困りの方もいらっしゃるかと思います。その場合は施術したクリニックに相談するか、相談しにくい場合は無料カウンセリングを受け付けている別のクリニックなどに連絡してみるのがおすすめです。
また、口コミ広場ではクリニックに行かずにドクターに相談できる「ドクター相談室」という窓口がありますので、そちらもぜひご活用ください。
日常ではコレを意識してみて!
いつも行っている行動やスキンケアを、ほんのちょっと見直すことで、肝斑が改善される可能性があるかもしれません。
- スキンケアをシンプルにする
- 家の中でも日焼け止めを欠かさずに塗る
- 紫外線を避ける
- 肌を不必要に触らないようにする
- 低刺激な化粧品を選ぶ
肌への刺激を減らすために、できることから取り組んでみましょう!
最後に
肝斑ができてしまうのはあなたのせいではありません。
どれだけ対策をとっても、どのように意識しても、さまざまな要因が複雑に絡み合ってできてしまうのが肝斑です。しかし一方で、肝斑は適切な治療を受ければ必ず改善が可能な症状です。
信頼できるドクターに相談し、自分に適した治療は何かを知ることが安心につながります。お悩みの方はぜひ、クリニックへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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