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女性のための植毛

薄毛治療

解説 アスク井上クリニック (自毛植毛・薄毛治療 専門)

公開日:1970/01/01


 男性の薄毛の原因のトップはAGA男性型脱毛症であり、メカニズムもかなり解明されているため、有効といえる薬もあります。
また植毛においてもドナー*として用いる後頭部の毛はAGAを起こさない性質があり、材料としては優れています。これに対して女性の薄毛のトップはCTE慢性休止期脱毛症であり、メカニズムも不明な部分が多く、決定的な治療法がありません。

 女性の植毛においても、まず一般にドナーとする後頭部がCTEを起こしうるのですが、それでも他の部分に比べると脱毛には多少なりとも強いようです。
この比較的強い部分から、慎重にさらに強い毛を持つグラフトを選択して採取しなくてはいけません。そういう意味ではストリップテクニック*は適していません。

 また、移植においても、侵襲の少ない移植孔をあける必要があります。
これは既存毛に対する配慮というよりも、その侵襲が新たなストレス新たな脱毛につながらないようにするためです。
また使用するグラフトや移植のデザインにおいても、男性よりさらなる審美性を必要とします。

 このようなことを、熟知し熟練した医者が、慎重に行ってはじめて、女性における植毛での満足度を上げることができるのです。
男性へ行うと同じ感覚で手術を行えば多くは満足の得られない結果となりかねません。

こういったことを考慮して、クリニックを選ばれてはいかがでしょうか。

ドナー*:移植片グラフトの採取する部分
ストリップテクニック*:ドナーを帯状に切り取って、それを細分化してグラフトとする方法、できるグラフトによりFUTやマイクロミニグラフト法などと分類される。

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