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ホクロとシミの違い

シミ取り・肝斑・毛穴治療

解説 高崎中央クリニック

公開日:1970/01/01


シミの原因はメラニン色素です。
種類としては、①老人性色素班 ②脂漏性角化症 ③光線性花弁状色素班 ④そばかす ⑤炎症後色素沈着などがあります。
ホクロは、シミと同じようにメラニン色素と、それを作るメラノサイトが増殖したもので、医学的には色素性母斑(しきそせいぼはん)といいます。

シミよりも色が濃い、または盛り上がりがある場合はホクロの可能性が高いと考えられます。
ただし、見た目だけは判別が難しい場合もありますので、その際は専門の医師にご相談いただくのが良いでしょう。

・シミの治療法
シミの改善には、レーザー照射治療が適しています。冷却装置のついたレーザーをお悩みの患部に照射することで、シミやソバカスを目立たなくして肌のトーンを明るく整えます。
また、真皮コラーゲン形成を促して肌にハリを出すので、シミ以外でも小ジワやたるみなどの肌トラブルの改善も期待できます。

・肝斑(かんぱん)の治療法
通常のシミと判別しにくいものでは、肝斑(かんぱん)もあります。
肝斑とは、シミの1種で日本人に発症しやすいと考えられており、30代~40代以上の女性に多く見られます。両頬や目の下側などに左右対称的に出現するのが特徴です。
肝斑や炎症後色素沈着は、外用薬(塗り薬)によって治療します。

・ホクロの治療法
ホクロは大きさや形状によって治療法が異なりますが、小さなホクロであれば、電気メスやレーザーを使用して治療します。
痕が目立たないように大きさや箇所によっては、切除して縫合する治療(切縫法)を行います。

レーザー照射の場合、レーザーでホクロの原因であるメラノサイトを破壊・除去するのですが、年月の経ったホクロなどはメラノサイトの数が多く、再発する可能性があります。


ホクロやシミは様々な治療方法がありますが、最短15分程度で完了する治療もあり、手軽にお悩みを解消できるプチ整形として人気です。
一方、治療の手軽さゆえに、近年ではシミ・ホクロの治療を行っている医療機関外のエステサロンなどの美容機関もあるようです。
ひとえにホクロやシミといっても、医療機関では性質や原因、処置方法など医学的知識に基づいて判断しております。
判断なく安易にレーザーなどを使う医療機関以外での治療は、リスクが高いと言えるでしょう。
ホクロやシミは、適切な診療と除去を行っている医療機関でご相談ください。

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