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自毛植毛の種類とそれぞれについてのご説明

植毛・自毛植毛

解説 アイランドタワークリニック 新宿院

公開日:1970/01/01


自毛植毛には多くの施術法が存在しており、それぞれの施術法によって仕上がりも異なります。

【ニードル法(Choi式)】
1992年に韓国で誕生した植毛方法です。細い専用の植毛針を用いて、穴あけと植え込みを同時に行う事ができます。 植毛針の開発者の名前からchoi式と呼ばれることもあります。
FUE、FUTが複数本生えている毛穴(マイクログラフト)の周囲の組織ごとドナーとして使うのに対し、ニードル法は毛髪の一本一本を使用します(シングルヘアグラフト)。

この施術のメリット・デメリット

○‥植毛針によって穴あけと植え込みを同時に行うことができるので、工程が少なくなります。
一本一本が細い毛になるので生え際はより自然に再現でき、針が細いため移植痕が目立ちにくいです。

×‥密度に限界があります。さらに移植毛は細い一本一本となるため地肌が見え、毛量がしっかりとあるという状態とは程遠い仕上がりとなります。さらに一本一本の移植となるため医師の負担が大きく、料金も高額となります。またショックロスによる一時的脱毛が起こる確率が他の植毛よりも割合高く、生着にも時間がかかると言われています。

【ストリップ法(FUT)】
ドナー採取、スリットの作成、移植という3ステップでの移植となります。
ドナー採取方法は、AGAの影響を受けていない後頭部の毛髪部分をメスで短冊状にまとまめて切り取ります。切り取った箇所は皮膚を引っ張り縫合します。その後マイクログラフト単位までメスで切り分けていきます。
移植部にメスで小さなスリットを作り、ドナーをピンセットで差し込んでいく自毛植毛法です。

この施術のメリット・デメリット

○‥大量にドナーを採取するため全体の手術時間が短縮されます。
医師の負担も比較的少ないため料金が安くできる傾向にあります。

×‥縫合した箇所は当然毛髪は生えてきませんので、後頭部に一生残る一文字の傷痕が残ることになります。
麻酔が効いているとは言え術後の痛みは比較的強いと言えます。

【ダイレクト方法(FUE)】
採取、ホール作成、移植の3つの工程からなる植毛法。
FUTと大きく異なるのは3つの工程において特殊な器具を用いる点です。1mm前後の口径のチューブ型のものでマイクログラフト(1つの毛穴で2~3本生えている株)を採取し、移植部に新たな毛穴を作成しドナーを植え込んでいきます。

この施術のメリット・デメリット

○‥採取するドナーの大きさや、移植先の毛穴が均一で仕上がりが良いとされています。
FUTと違いメスを使わないため、痛みが軽減され、また手術痕も目立ちません。

×‥一般的に大量植毛には向かないとされています。しかし、多くは医師の技術力に寄るところも大きく当院を始め、メガセッション(一時間2000株以上)できるクリニックが増え、デメリットも無くなってきているのも事実です。

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