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自毛植毛で起きてしまう副作用「ショックロス」とは

植毛・自毛植毛

解説 アイランドタワークリニック 大阪院

公開日:1970/01/01


自毛植毛で起きてしまう副作用「ショックロス」とは

生着すれば以降は普通の髪と同じように生えてくるのが魅力の自毛植毛ですが、副作用のひとつとして「ショックロス」というものがあります。気にされている方も多いと思いますので、今回は「ショックロス」の症状や原因について紹介していきます。

自毛植毛を行ったあとに知ると不安を抱かれる方もいらっしゃいますので、事前に正しい知識を覚えておくことをおすすめします。

■髪の毛が抜けてしまう「ショックロス」とは

ショックロスの症状は、簡単に説明すると「植毛した毛の周囲に元々生えていた毛が抜けてしまう」というものです。手術から1~2ヶ月後に起きることが多く、自毛植毛を受けた方の20%ほどに症状が現れます。 ショックロスの発生が不確かなのと同様に、程度も個人差があります。自毛植毛を終えてから増えるはずのヘアボリュームが減ってしまったような気がするという方も、ショックロスの症状が現れている可能性があります。 ちなみに影響を受けやすいのは弱っている髪の毛で、太く元気だった髪は影響を受けにくいという特徴があります。


■ショックロスは一時的なもの

先述したようにすべての人がなる症状ではないこと、ショックロスはあくまでも一時的なものであるということは覚えておいてください。毛周期の関係ですぐ生えてくるというわけではありませんが、3ヶ月ほどが経過すると次第に周辺の髪も元通り生えそろうようになっていきます。
ショックロスは活動していた毛根を完全に休止させるものではありません。ショックロスにより不安になられる方も多いですが、少し様子を見ることで元気にしっかりと生えそろって行きます。

■ショックロスの予防法は?

ショックロスの正確な原因はわかっていませんが、ショックロスは植毛を行う際に出来る小さな傷跡や、植毛による血流の変化が原因と言われています。 また、期間を置かずに複数の自毛植毛を行うことでショックロスが起こりやすいと言われているため、複数回を予定している方は少なくとも半年程度の期間を開けて植毛を行うことを勧めます。

なお、一度目の自毛植毛の際にはショックロスが起きなかったものの、二度目の自毛植毛でショックロスが起きるということもあります。またその逆もあるため、最初から複数回の植毛を予定しておくこともショックロスの予防法と言えるでしょう。


■ショックロスではない「植毛の脱落」との見分け方

植毛後に抜け毛が増えることで不安に思われる大きな原因は「植毛の脱落」にあるのではないでしょうか。 簡単な見分け方としては「抜け毛の際の出血」というものがあります。かさぶたなどと一緒に抜け毛があり、かつ出血がある場合には、植毛した箇所が脱落している可能性が高いです。 植毛後24時間程度で抜けてしまったものに関しては脱落していると思われますが、数日経過し毛だけが抜けている場合は定着している可能性が高いのでご安心ください。

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