2022年4月18日にベイザー脂肪吸引を腹部に対して行いました。現在ダウンタイム中ですが、陰部の浮腫が激しく、睾丸があまりにも大きくなった状態のため、座ることができません。また両足を閉じることができず、歩行が困難です。
仕事に支障な状態でして、少しでも早く回復できる方法を助言いただければ幸いです。
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(2022-05-13)
初めまして。医療法人美来会Kunoクリニックの九野です。みっくさん、大変な思いをされましたね。みっくさんの写真が無く程度や原因まで不詳ですが、ご質問にある「局所の過剰浮腫と今回の脂肪吸引で考えられる原因」として、専門学的見地から見解を述べたいと思います。
第一に、術後の仕上がりがどの様な状態になるのか、合併症の種類や程度はどうなのか、万一合併症が生じたら、具体的にどんな対策や治療法があるのかなど、担当医から具体的に術前シミュレーションで充分に説明がされていなければならない筈ですね。まさにその説明不足と予後イメージとのミスマッチ、アフターケアの至らなさが原因だと思われます。
第二に、VASER吸引のされ方とドレーン留置が上手くないと思います。もしかすると、ドレーンすら挿入されていなかったのかも知れません。VASERで腹部の脂肪吸引を本格的に行う場合、Alfredo Hoyos医師率いるVASER国際チームは、ドレーン留置は必須であると講習会でも明確かつくどい程述べています。VASERライセンスの無い医師か、ライセンスがあってもVASERをマスターしていない医師である可能性が高いと思われます。
第三に、当院なら腹部VASER脂肪吸引術後に陰部の腫れは想定内ですし、術前カウンセリングで充分ご説明しておりますが、過去に実際に生じた方は2例程しかございません。しかもその2例とも、発症時すぐに受診されて浮腫や血腫をその場でひかせる特殊な治療を施し、根治できています。
第四に、術後の圧迫のされ方が(担当医の指導が徹底していないか、適切な圧迫方法を知らないか)上手くいっていなかった可能性もあるでしょう。圧迫固定のムラにより、吸引で生じた凸凹や線維化を局所で増大させてしまっているのではないかと推察します。「痛み」や「しびれ」が続く間は、運動や体重が極度にかかる(自転車や座椅子等)姿位を避けて下さい。
結論を申し上げますと、陰部の浮腫は可逆的変化で自然軽快してゆくと思われますが、陰茎の腫れがひどいと排尿障害が出る恐れがあり、その方が重大な局面になり得ましたので、その医院で予め合併症の種類や程度、緊急時の具体的な対応を説明すらされていないことが、この種の手術を行う資格を問われる程の大問題だと言わざるを得ませんね。
九野広夫先生のベイザー脂肪吸引の症例 (アフター)
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