気になるところの脂肪だけを確実に取り除く、究極の部分やせ治療「脂肪吸引」。
高い効果は魅力的である一方で、他のどのメディカルダイエットと比較しても最もダウンタイムが長く、心理的ハードルが高い術式であることも確か。
今回は脂肪細胞のメリットとともに、実際に脂肪吸引を体験した編集部スタッフの声をもとに、受ける前に知っておくべき注意点などをまとめました。
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脂肪吸引とは
なかなか思うように落ちない脂肪。そもそも、人が太ったり痩せたりするのは、皮膚の下の脂肪細胞が増えたり減ったりするのではなく、そこにある脂肪細胞が大きくなったり小さくなったりするから。そのため、ダイエットをすればエネルギーとして脂肪を使って脂肪細胞を小さくしてサイズダウンができますが、油断すればまた大きくなり、リバウンドへとつながります。
一方で脂肪吸引は、脂肪そのものを除去します。つまり、あの大きくなったり小さくなったりする脂肪細胞自体が減るため、リバウンドの心配がないのです♪
また、脂肪の除去方法は、ほとんどの場合「カニューレ」と言うストローのような医療器具で肌に穴を開けて皮下脂肪から吸い出す方法を取ります。そのため、除去したい脂肪だけを狙って吸い出すことが可能で、いわゆる部分やせや、彫刻のようにボディラインのデザインができます。
脂肪吸引のメリット
理想の体型に近づける
脂肪吸引なら取りたい部分を確実にとってくれるため、胸だけ残して腰回りや足をほっそりさせる、と言うような部分やせが可能です。また、「切らない脂肪吸引」のようなマシン施術では不可能な、細かなデザインができる点も大きなメリットです。
リバウンドしにくい
先程も述べた通り、脂肪細胞自体の数が減るため太りにくくなります。
また運動してもなかなか痩せない部分ってありますよね。体質によって落ちにくい部位を施術することで悩みが解消されるということもあります!
脂肪吸引のデメリット
一度の施術で可能な吸引量が限られている
脂肪を吸引するとはいえ、体の組織ですからかなりの肉体的負担があります。また、吸引時に血液も少なからず減るため、一度にたくさんの脂肪を取ることはできません。そのため大抵の場合、一度に取れる量は体重の3〜5%程度と言われています。体重60kgくらいの人であれば、1800〜3000g程度となります。
ただし、脂肪は水よりも比重が軽く、脂肪1kgは大体1.1リットルのサイズに該当するので、1800gの脂肪吸引でも2リットルのペットボトル分減ると考えたらかなりの量が減りますよね。
ダウンタイムが長い
脂肪吸引は外科手術となりますので、吸引具を入れたところの傷や吸引部分の組織が回復するまでに数週間〜数ヶ月ほどかかります。特に施術後数日間に関しては内出血や腫れ、痛みがあり、日常動作に多少の困難さが生じます。
また、ダウンタイムは拘縮と言って組織が硬くなる状態が続き、綺麗な状態に早く近づけるためにはマッサージなどの実施が必要になってきます。
ドクターの技量により仕上がりに大きな差がある
医療機器の進歩によりよりリスクが低く高精度な脂肪吸引がしやすくなってはいるものの、やはり仕上がりのクオリティや術後のQOLに関しては執刀する医師によるものが大きいのは事実。吸引中は完全に医師に体を預けるわけですから、ちゃんと希望通りの仕上がりにしてもらえるかどうかは、事前のカウンセリングでの意思疎通が重要です。
また、その希望を叶える技術を持っている医師なのかどうか、口コミや症例写真、医師の経歴など多角度からしっかり見極めをする必要があります。
脂肪吸引にありがちな疑問Q&A
手術は痛くないの?
手術中は麻酔をかけるため痛くありませんが、術後当日、麻酔が切れると痛く感じます。打撲や強い筋肉痛のような痛みです。数日間かけて痛みが引いていくので、痛み止めを数日間服用します。
術後しばらく動けないって本当?
術後は病院のリカバリールームで数時間休んだ後、麻酔から覚めてひとりで歩けるくらいになります。(部位によります。)
ただ筋肉痛のような痛みを1週間ほど感じたまま過ごすので、部位によっては立ち上がったり着替えたりする動作でかなり強い痛みを感じることがあります。また最低でも2〜3日は圧迫固定が必要で安静にしている必要があります。
翌日からデスクワーク等も可能ではありますが、大事をとって仕事は3日ほどお休みととっておき、食事も3日分は用意しておくのが無難です。
脂肪吸引をすると皮膚がたるむ?
大幅に脂肪を取れば、その分のたるみは出ます。お医者さんにたるまないように取るよう伝えるか、たるみ治療も合わせて行うと良いです。また、部位によって、例えばフェイスラインの脂肪吸引の場合は吸引した傷跡のところを引っ張り上げて引き上げた状態で留める処置をしてもらえることもあります。
もちろん、たるまない場合もあるので、たるみ治療は術後の様子を見てから決めたほうがいいですね。
脂肪吸引できない部位はあるの?
医師の技量にもよりますが、全身どの部位でも脂肪吸引可能です。
ただし肘から先、足首から先など、皮下脂肪が少ない部位はできません。
傷跡が残ったりしない?
5mm程度の縫い跡が、少し大きめのニキビ跡のような感じで数ヶ月間残りますが、隠そうと思えばコンシーラー等で隠せる程度。時が経つにつれ次第に薄くなって消えていきますので、跡は残りません。
脂肪吸引が効果的な部位
頬やアゴ
二重顎や丸顔、下膨れが気になる人に人気。耳の下のあたりから吸引します。
二の腕
傷跡が目立ちにくい、脇の下の近くと、肘の上あたりから吸引します。
背中や腰
術後にしばらく圧迫が必要になるので、数日間は仰向けで寝られません。ダウンタイム期間などスケジュールをしっかり調整しましょう。
腹部
男性にも人気の部位。側腹部、上腹部、下腹部など、部位ごとに施術可能。
脚(もも、ふくらはぎ)・ヒップ
ももは、内もも、前もも、後ろもも、外もも、と部位ごとにも可能ですが、全体的にほっそりさせたい場合は太もも全周という選択もできます。
ダウンタイム
術後2〜3日は圧迫固定が必要で、傷口が塞がっていないため入浴ができません。
1週間後に傷口の抜糸を行います。この頃には術後の痛みはなくなります。
数週間は内出血があります。
残りの期間は数ヶ月間かけて緩やかなダウンタイムがあります。脂肪を取った部位は水が溜まりやすく浮腫むので、圧迫はできるだけ長い時間つけておきます。圧迫固定が必要な期間は数日の場合もあれば、3ヶ月くらい必要な場合もあります。
術後数ヶ月間は、吸引箇所の組織が再構築されていく過程で「拘縮」と言う皮膚の下が硬くなる現象が起きます。特に痛みなどはありませんが皮膚の下の引きつり感などがあります。マッサージや運動で血行をよくすると拘縮が治りやすくなります。
脂肪吸引後数週間は浮腫や内出血がありますので、仕上がった状態が見られるのは1ヶ月以上先と考えておきましょう。
脂肪吸引のクリニック選びのポイント
ドクターで選ぶ
同じクリニックでも、医師によって技量は様々。公開されている症例の担当医や、医師の個人のSNSアカウントなどもチェックして、医師の経歴や人柄、症例の仕上がりをチェックしましょう。脂肪吸引の経験豊富なドクターだけを揃えているような、脂肪吸引専門クリニックなどもありますが、症例経験=上手とは限りませんので、この後上げるほかのポイントも合わせて検討しましょう。
口コミと症例
症例写真はとても重要な判断のポイントです。自分の体型や仕上がりの希望イメージに近い症例の物を探すといいでしょう。出来上がりのデザインが自然で綺麗か、肌が滑らかに仕上がっているかをチェックしてください。
仕上がりがデコボコしていたり、一度の施術で極端な量を吸引しているようなクリニックには注意が必要です。
カウンセリングを受けてみる
自分の希望を聞いて良い提案をしてくれるか、術後の経過や過ごし方や施術を受ける上でのリスクをきちんと説明してくれるか、術後のサポートは十分か(圧迫固定のサポート具の準備等)などは、事前のカウンセリングでよく確認しておきましょう。
その上で不安があれば、別のクリニックにも相談してみることをお勧めします。