匿名
20代
女性
症例写真
タウン形成外科クリニックが撮影
施術の総額費用
880,000円
担当ドクター
理事長・院長
石原信浩- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
他院術後の患者さんのお悩み:脂肪注入による豊胸術を受けたが、見た目がほとんど変わらなかった
修正手術にあたってのご希望:自分が希望する理想の大きさにしたい
他院で約半年前に脂肪注入による豊胸術を受けられた20代の方です。注入量は不明とのことですが、実際の見た目はほぼ元に戻ってしまったとのことです。
脂肪注入後の生着率は30~70%と幅広い報告がありますが、方法を問わず、平均すると50%かもしくはややその下というところでしょうか。
私が美容外科医を専門とするようになったのは1996年からですが、3年目くらいから脂肪注入による豊胸術を手掛けていました。その当時は、形成外科学会や大学病院の医師たちを中心に、脂肪注入に否定的、批判的な意見も多かったのですが、現在では、学会でも認められ、大学病院で行われるようになった手技で、きちんと経験のある医師たちが行うことで一定の成果が見られるようになりましたが、それでも生着率を大きく上げることは難しいとされています。
脂肪注入で効果が乏しかった方にとっては、やはり確実に豊胸効果とサイズを出すにはシリコンインプラントによる豊胸術以外にはありません。
脂肪注入後にインプラントで豊胸術を行う際に注意すべき点は、ヒアルロン酸による豊胸術後の場合と同様に、注入脂肪がインプラントを入れる層(乳腺下、大胸筋下)に残存していないか、特にしこり(oil cyst)になっていないかということです。
注入残存物が、豊胸術中のスペース剥離の際に、創部より漏れ出てくるほどの量だと、新たに挿入するシリコンインプラントと接することで脂肪の壊死や感染を引き起こす可能性も否定できません。そういう点では、この方のように、注入脂肪がほとんど生着せずに吸収されていた方が、結果的にシリコンインプラント豊胸術を行う場合のリスクが減ることになります。
この方の場合、手術中に、乳腺下から、残存した注入脂肪は全く漏れ出てきませんでした。また、触診上も術中もしこりは認められませんでした。ご本人に鏡で確認していただきながら、乳腺下に185mlのモティバ・シリコンインプラントを挿入しました。
施術のリスク・副作用
術後に被膜拘縮が起きることがある、波打ち(リップリング)が認められることがある、左右差が認められることがある、内出血が起きることがある、まれではあるが感染が起きる場合がある、など