小木曽クリニック

【施術前の悩み】
1.頬骨が横に張り出していて顔が大きく見える。
2.エラが張っていて横顔の面積が大きい。
3.笑った時に顎がしゃくれる。

【施術を受けたキッカケ】
ネットで『エラ削り 名医』で検索、引っかかったサイトを全て閲覧し、症例写真が最も多かった小木曽クリニックでカウンセリングを受けました。

カウンセリングは2時間半、施術方法を頭蓋骨の模型を用いて丁寧に教えて頂きました。

頬骨とエラの手術は適応があるものの、顔全体のバランスから見て顎の長さは変えない方が良いと言われました。

エラだけを削ると、術後に頬骨が気になり出す、そのまた逆も然り、ということでエラと頬骨の手術は同時に受けるとより満足度が高いということでした。

ダウンタイムを1度で済ませたいので今回は頬骨とエラの手術を受けることに決めました。

もし術後に顎がまだ気になるようなら手術は可能だけれど、頬骨とエラを削るだけで充分満足すると思いますよ、という院長先生の言葉を信じて顎の手術は見送ることにしました。

実際に施術を行った患者さんのエラと顎の骨を見せて頂きました。

･･･圧巻でした。

デスク上に納まらない程の数で、驚くべきはその形です。
どれも綺麗なカーブを描き、エラは全て左右対称。

院長先生の人柄はとても穏やかで、ご自身の手術の腕に相当な自信がおありだということが、その佇まいから感じることができました。

必要のない手術を勧めることはしないというのも信頼できます。

札幌在住なので通院が大変だろうということ以外に不安はありませんでした。

こういうことはご縁と直感、そして勢いだと思うのでカウンセリング当日に手術の日取りをしました。

このクリニックを選んだ理由

HPの症例写真が多かったこと、削った骨のフォルムの美しさ、院長先生の人柄です。

またエラ削りの施術方法は2通りあるのですが、どちらもメリット、デメリット両側面からの充分な説明で納得できたからです。

カウンセリング・施術前の説明を受けた感想

頭蓋骨の模型を使って神経の走行位置やアプローチの仕方、リスクの度合いなど、かなり専門的に説明して頂きましたが、とてもわかり易かったです。

それと同時に医師の技術力によって結果はかなり異なるのだということが素人にもわかりました。

クリニックの設備も重要だと思います。
意外と見落としがちなのが麻酔で、全身麻酔による死亡事故を防ぐために人工呼吸措置を行い、不測の事態にも対応できるということでした。

施術の内容・痛み・かかった時間

まず術前に検査(心電図、胸部X線、頭部X線、3DCT)を受けます。

手術日の前日に提携クリニックで受けた検査の結果を提出したのですが、遠方ということで休診日にも関わらずスタッフの方が時間を割いて融通して下さいました。

【施術内容】
下顎角広範囲骨切り術
頬骨骨切り術

【痛み】
全身麻酔なので術中の意識、痛みは皆無です。
術後直後も鈍痛程度です。
人工呼吸で鼻から肺にかけて挿入する管によって術後に喉の違和感は感じました。

【かかった時間】
施術は4時間半で終了しました。
その後リカバリールームで1時間半程(麻酔でふわふわしていたので正確な時間はわかりません)休憩し、クリニックから徒歩15分のホテルに歩いて戻りました。


【鼻血】手術当日～術後3日目まで下を向いた時などに出血。
【喉の違和感】5日目に消失、血痰は7日目にほぼ消失。
【エラ、頬骨周辺の鈍痛】痛みのピークは術後3日間、処方薬で対処できる程度。
【腫れ】
手術当日、翌日よりも2日目と3日目が最大で左目が開けにくくなる程、全体的にパンパン。笑えます。
7日目あたりをピークにその後日に日に良くなり、2週間目の検診時に先生から腫れは8割方引いていると言われました。

来院から施術後までの様子

【手術当日】

10:00 クリニック到着

11:30 オペ開始

16:00 オペ終了

17:30 リカバリールームを出る


【施術後】

まだ麻酔が完全に切れていなかったのか痛みは全くないまま、ふわふわした足取りで18:00前にホテルに戻ったと思います。

前日の21:00から絶食だったのですが、食欲がなかったのでハンディタイプのゼリーを少し摂取して処方薬を服用しました。

処方薬は4種類(止血剤、化膿止め、痛み止め、胃薬)だったのですが、唇の痺れと嚥下力の低下で飲めそうもなかったので胃薬(粉薬)だけ飲まずに眠りにつきました。

1時間程寝たあたりで胸がムカムカして目が覚めました。しばらく我慢していたのですが20:30頃に嘔吐しました。

食べ物がほとんど入っていない状態で胃薬を服用しなかったので胃に負担がかかったのも知れません。

21:00にクリニックから安否確認の電話がありましたが、喉の痛みと声が掠れて話しにくいので翌日の検診時に伝えました。

乗り物酔いしやすい人は全身麻酔が切れた時に気持ち悪くなることが多いと麻酔科の先生がおっしゃっていました。

その後も頻繁に鼻血と血痰を出していたので熟睡できませんでした。夕方の飛行機で無事に帰宅できるのか不安でした。

翌日10:40に血腫予防のために留置していたドレーンを抜去しにクリニックに行きました。

その頃には気持ち悪さも治まり、手術翌日としては切開創も綺麗だということでした。

削り取られた自身の骨も見せて頂きました。
左右ともに8cmの長さ、形も左右対称、触って感動。
お持ち帰り不可というのは非常に残念でしたが、同じ悩みを抱えてカウンセリングに来る人たちの背中を強く押すであろう、あの大量の骨に仲間入りです。

現時点までの経過

【当日】痛み ★ 腫れ☆ 食欲なし、嘔吐
【翌日】痛み★★ 腫れ☆ 帰りの空港でお粥半分、帰宅後、冷うどん
【2日目】痛み★★★ 腫れ☆☆☆☆☆ トマトスープ
【3日目】痛み★★ 腫れ☆☆☆☆☆ ケンタッキー
【4日目】痛み★ 腫れ☆☆☆☆ 銀だこ
→洗顔、洗髪しました。
【5日目】痛みなし 腫れ☆☆☆☆ ミスド
【6日目】痛みなし 腫れ☆☆☆ 焼鳥
【7日目】痛みなし 腫れ☆☆ 餃子
【本日14日目】痛みなし 腫れ☆

術後3日目からはわりと何でも食べていました。
固いものと弾力の強い物は現時点(2週間目)でもまだエラが疲れます。
咬筋を剥離しているので筋肉が細くなっているそうです。
術後1週間くらいは人差し指1本分しか口が開けられなかったので、食べ物は細かく切ってから食べていました。
咀嚼は基本的に奥歯よりも前歯よりでしていました。
今は人差し指2本分開けられるようになっています。

【現時点での気になる症状】
唇(とくに下唇右側)の痺れと感覚の鈍さ。
頬骨骨切りの切開創にできた血腫(右側)、若干痛みあり。
左の眉毛だけ上がらない(神経麻痺？)
→2週間目の検診時にお伝えしたところ、今後徐々に良くなるそうです。
骨切りのダウンタイムは長いので3ヵ月くらい気長にリハビリに勤しみたいと思います。

その他、クリニックへのメッセージなど

【クリニックへのメッセージ】

この度は本当にありがとうございました。
札幌～名古屋という物理的な距離のハードルは高かったのですが、カウンセリングを受けた時に心理的ハードルはとても低く感じたことを覚えています。

30年間お世話になったエラ＆頬骨と良いお別れができて良かったです。

新しく出来たラインが今後もっと綺麗になってくると思うと楽しみです。
洗顔する時に手で覆うと本当に面積が小さくなってしまったので一人でニヤニヤしています。
今まで髪を下ろしたり、マスクをすることが多かったのですが、これからはアップスタイルにしたりヘアメイクも楽しみたいと思います。

先生のおっしゃった通り、頬骨を削ったことでコメカミと頬のコケたところがフラットになって顔の造作が以前より若く見えるようになったのでとても嬉しいです。

術前検査の時も本当に助かりました。
クリニックに滞在して下さったスタッフの方に感謝です。
フェイスバンテージも1枚で足りると、洗って頂いてありがとうございました。

院長先生、麻酔科の先生、看護師、スタッフの方々に心から感謝しています。

骨切りしたい友達が現れたら絶対オススメします（笑）


【読者の方へ】

これから骨切りの手術を受けようと思っている方は不安や迷いがあると思います。

ネットで様々な情報が氾濫しているだけに何を信じて良いのかわからなくなることもありますよね。

失敗例やリスクを考えたらキリがないし、金額との兼ね合いも悩みどころです。

骨切りは高額な医療行為ですが、医師の高い技術と安全を買う、明るい未来に対する投資という意味では決して高いとは私は思いません。

納得できるまで調べ尽くしたら、あとはもう自分自身の直感と勢いだけだと思います。

これを読んだことが一つのキッカケになってコンプレックスから解放される人が増えれば私も嬉しいです。

【アドバイス】

術後は口の開けにくさと腫れによって口の中の肉が歯に押し寄せて歯磨きが困難になります。

とくに術後2日目と3日目は口内粘膜に歯型がくっきり付くほど押し寄せていました（笑）

極小ヘッドの歯ブラシを用意してから手術に挑むことをオススメします。

施術後どのような経過を辿りましたか？

手術当日～術後3日目までは下を向いた時などに鼻血が出るのが気になりました。

麻酔時に喉にチューブを挿入するので術後から喉に違和感がありましたが5日目に消失しました。
血痰は7日目にほぼ消失しました。

エラ、頬骨周辺には鈍痛がありましたが、痛みのピークは術後3日間で処方薬で対処できる程度でした。

腫れは手術当日、翌日よりも2日目と3日目が最大で左目が開けにくくなる程、全体的にパンパンに腫れていました。

7日目あたりをピークにその後日に日に良くなり、2週間目の検診時に先生から腫れは8割方引いていると言われました。

その後徐々に腫れが引いていき1ヵ月後には周囲の人からも違和感はないと言われました。

その後の変化は緩やかでしたが、3ヵ月後には自分でも確実にラインが変わっていることに気が付き、周囲からは「痩せたね」と言われるようになりました。

口の開けにくさや唇の痺れ、左眉毛の麻痺もほぼ気にならない程に回復し、今では手術を受けたことを意識することが少なくなりました。

アフターケアの内容とその感想

私は札幌在住なので名古屋まで行くのは時間と費用の面で少し大変でしたが、先生に予約時間の調整をして頂いたりして、先週無事に最終チェックを終えることができました。

最終の術後6ヵ月検診では頭部の3DCTを提携クリニックで撮影してもらい先生と術前と術後の画像を見比べました。

切った骨のラインがハッキリと確認できるので変化や回復具合も非常にわかりやすいです。

気になっていた頬骨のボルトの位置も確認でき、安心しました。

将来的に脳腫瘍の疑い等で頭部CTを撮っても写らないことやレントゲンでの写り方も教えて頂きました。

感覚としては術前と変わらないくらい回復しているので半年前にこんなにすごい手術を本当に受けたんだなぁと不思議な気持ちになりました。

満足度、良かった点など

もう、やって良かったの一言です。

エラ張りと頬骨の張りがなくなると女性らしく優しいラインになり、見た目が若返ります。

私は接客業なので色々なお客様と接するのですが、術前を知っている方からは「痩せた？何だろ、何が変わったのかわからないけど、綺麗になったよね」という漠然とした感じで変化に気づいてくれる方が多いです。

それなのに誰も骨を削ったとは思わないようで目や鼻の整形よりもわかりにくいのかも知れません。

その理由の１つとして傷跡が全然わからないからだと思うのですが、最大の理由は、術前と術後を横に並べて間違い探しのようにしなければわからないくらい自然な仕上がりだからだと思います。

毎日メイクをするのが楽しいです。
ヘアメイクもアップスタイルにして輪郭を出すことが多くなりました。
お気に入りのピアスも映えるのですごく嬉しいです。

頬骨が引っ込んで顔の面積が小さくなったせいか相対的に目が大きく見えるようになり、予想外の嬉しい効果もありました。

その他、クリニックへのメッセージなど

先生、看護師の方、スタッフの方、本当にありがとうございました。

手術を受けてコンプレックスを解消できて毎日楽しいです。人生が変わったといっても過言ではありません。

骨格は生まれつきなので自分の努力では変えられないものです。

もし私と同じように悩んでいる方がいたら、手術を受けるべきだと思います。

考え方は人それぞれですが、お金と時間と身近な人の理解、そして少しの勇気でコンプレックスが解消できるなら、それは有意義な自己投資だと私は思います。

顔がパンパンに腫れたダウンタイムも今となっては良い思い出です。
経過を写真に撮っておくと変化が面白いです。


本当にお世話になりました。
ありがとうございました。