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形だけの問題ではありません、乳頭の機能も改善いたします

陥没乳頭は、乳頭基部が狭く乳頭が皮膚の下に埋まりこんだ状態です。さらに乳管周囲の組織が硬く短縮しているため、乳頭が伸展できないので、引っ張り出してもまたすぐ引っ込んでしまいます。陥没乳頭は形の問題だけでなく、機能的にもマイナスな面があります。乳腺からの分泌物は乳管を通して乳頭先端から分泌されます。分泌物が乳管内に溜まって乳管が詰まってしまうと乳腺の炎症を起こしますし、乳頭皮膚からの分泌物(汗、皮脂、皮膚の脱落など)が陥没しているポケットの中に溜まってしまうと細菌感染の原因になります。また妊娠・出産後の授乳の際にも、乳頭が出ていないため、赤ちゃんは母乳を吸うことができません。陥没乳頭は程度によってグレードがありますが、重症の場合は手術的処置が必要になります。このときには乳管をキズつけないように細心の注意を払って手術を行なえば、授乳機能に問題を残すことはありません。症状の強い陥没乳頭に対しては、外見の改善だけでなく、手術によってその機能も改善いたしましょう。