ニドークリニック　新宿院

このクリニックを選んだ理由

きっかけは広告でした。
当時はまだ日本では自毛移植は盛んではなく、植毛といえば人工毛を連想していた人が多数だったと思います。
そうした中で、業界内でも大手ということでニドーに足を運びました。

カウンセリング・施術前の説明を受けた感想

人工毛植毛がいかに安全か、また術後は定期メンテナンスも必要だけどほとんど抜けない人もいるとの説明。

施術の内容・痛み・かかった時間

人口毛を5000本以上植えました。
はじめに植毛箇所に麻酔を10本くらい刺し（これがものすごく痛い）、
それから看護師さんが1本ずつ植えていきます。
麻酔が効いている範囲は痛くないですが、看護師さんの腕によっては植毛地帯全域に麻酔がいきわたらないこともありそうした箇所に植毛されると激痛が走ります。
朝一から夕方遅くまで丸一日がかりでした。

来院から施術後までの様子

植毛後に鏡で頭皮の状態をみせてくれました。
まず驚いたのは、血の汚れよりもなによりも「密度の低さ」。
術前の説明では十分な密度を得られるということでしたが、
実際には隙間だらけの出来。
説明を求めると、あまり濃い密度で植えるとすぐ抜けてしまうとその時はじめて言われました。

施術後どのような経過を辿りましたか？

植毛後感じるのは頭部の違和感。
これは人口毛植毛を行っている間中終始つきまとい悩まされました。
しかし、一度はじめた以上ぬくわけにもいかず我慢するしかありませんでした。

その後半年もしないうちに植えた毛の半数近くがぬけます。
したがって、4か月おきくらいで再度1000本以上の植毛をしにいっていました。

アフターケアの内容とその感想

とにかくランニングコストが高く、私の場合は年間100万円以上かかっていました。
頭皮も常に赤くはれており、痛みもありましたが処方してもらった塗り薬でしのぎつづけるという感じでした。
そのような状態での生活を数年間つづけました。

また、理容士さんや看護師さんが担当でついてくれますが、その担当の方がやめると次の方が自分の髪の好みを理解してくれるまでに時間がかかります。これにもかなり悩まされました。

満足度、良かった点など

【良かった点】
・毎回植毛直後のみは、遠目にみると髪が生えているようにみえる。
・結果的にですが、私の頭皮と人口毛の状態に気付いた方からのアドバイスで自毛移植の専門医を紹介してもらえました。ニドーでも自毛移植をやっていますが、私の場合は植毛範囲が広いから自毛移植は適さないと担当理容士の方から断られてあきらめていたところへの紹介だったので大変助かりました。

【後悔した点】
・とにかく頭皮がぼろぼろになった。
・毎年のメンテナンスのランニングコストに膨大な金額を費やした。

その他、クリニックへのメッセージなど

現在私は自毛移植に切り替え頭皮の状態もだいぶ良くなり、精神的にもかなり救われた気持ちになっています。
そんな今だから、友人や知人にも昔ニドーで人口毛植毛をしていたと笑って言えますが、当時は本当にノイローゼになるくらい（実際に心療内科にも通っていました）悩んでいました。

一度はじめると、「植える→抜ける→再度植える→抜ける→・・・」という状況が永遠につづくことになります。
その間、風呂にはいればシャンプーに神経を使い、ごしごし洗うこともできずかゆみは慢性化するなど常に不自由を強いられます。
とにかく人工毛の施術はよく検討してから行ったほうがよいと思います。