こうべ花時計クリニック

施術の解説

唇はある程度ぷっくりしていた方がセクシーに見えることもあり、わざわざヒアルロン酸や脂肪などを注入することもありますが、この患者様は逆に厚ぼったい唇が悩みとのことで上下の口唇とも薄くする手術を行いました。
dry lip（赤唇の乾いている部分、皮膚側）とwet lip（赤唇の湿っている部分、粘膜側）の境界線で皮膚側粘膜側から同量の組織を切除します。
皮膚側のみの口唇を切除すると境界線が外側に露出し不自然な唇になるだけでなく、おそらく口紅も塗れなくなるでしょう。
厚ぼったかった口唇がすっきりし上品な顔貌になったかと思います。

手術手技自体は簡単ですが、どの部分の組織をどれだけ取るかの決定が手術の成功のポイントになるかと思います。
口唇の傷跡はそれほど目立ちませんのであまり気にする必要はないかと思いますが、腫れやすい部位ですのである程度落ち着くまでに1カ月くらいはかかります。