THE ONE.

施術の解説

【脂肪を取る以外に必要なこと】
下眼瞼脱脂＋皮膚切除(除皺)＋骨膜固定　3ヶ月

「くまの脂肪取りの手術ってなんだか流行っているみたいだし、最近気になるから受けてみよう」

と、安易に脂肪だけ取ると手術後に逆に気になってしまうパターンがあります。　

それは、
1. 皮膚が余って小ジワが目立つ
2.膨らみの下の凹みが目立つ
です。

今回は1の皮膚のたるみのお話です。

クマは目の下の眼窩脂肪を包んでいる眼窩隔膜が支えきれず、膨らみとして出てしまっているのですが、
年齢とともにコラーゲンやエラスチンが減少し皮膚もゆるんできます。
そのため、脂肪だけ取っても皮膚のハリが追いつかず余ってしまって、小ジワが悪化してしまう場合があります。

膨らみは良くなったけれど、そこがちりめんジワでしわくちゃになっていると、綺麗になったとは言いにくいですよね。

なので、皮膚を切除することが必要になってきます。
(必要になってくるのは個人差ありますが、だいたい40歳ぐらいからが多いです)

さらにここで大切なのは、単純に皮膚だけ取ればいいということではないことです。

それはゆるんでいるのは皮膚だけではないということ。
中の組織もゆるんでいるので、皮膚だけ取ると下まぶたが引っ張られて下がってしまいます。場合によっては外反(あっかんべーになった状態)になる人もいます。

それを避けるために、目の周りにある眼輪筋という筋肉を引き上げて骨膜にしっかりと固定します。
この過程は実はとっても大事で、形成外科ならではのこだわりが詰まっているポイントです。

表側に傷跡ができてしまいますが、目のキワでまつ毛があるので時間が経てば目立ちにくくなる傷跡の部類です。
(1ヶ月だと少しわかりますが3ヶ月ぐらいからかなり目立ちにくくなります)

それでもどうしても表側を切ることは無理という方は、
＊ポテンツァや、エンブレイスRFのフェイスタイト をして引き締める
＊脂肪注入やPRP注入でハリ感を出す
などで対処することになります。

ご自身のクマはどのように治療したらいいか、カウンセリングの際にご相談できればと思います。

脂肪だけ取ったら小ジワが気になるようになったという方も、あとから皮膚切除はできますのでご相談くださいね。