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  27
 

神谷町駅 徒歩2分

 口コミ広場ポイント還元の対象外クリニックです

ポテンツァ 肝斑

匿名

30代

女性

症例写真

THE ONE.が撮影

施術の総額費用

132,000円

治療回数

3回目
  • 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
  • この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。

クリニックから

施術の解説

水が溜まらないように、水道の蛇口を締める
でも溜まってしまった水は一つの排水溝しかなければ、中の水がなくなるまでに時間がかかる。
早く無くしたかったら排水溝を増やすことも大事だよね。今日はそんなお話し
肝斑は、前にもお話ししたように様々な原因で出来ます。
その治療においては、

肝斑ができる原因を取り除く、新しくできないようにする治療

と、

今ある肝斑を早く排出する治療

の組み合わせが肝。今回の症例はその一例です。
ちなみにこの方は経過中ハイドロキノンアレルギーを疑う症状が出てしまったため使用できず、下記の施術間隔が2週間ごとのためレチノールが使用できなかった経緯があります。

① 内服:トラネキサム酸・ビタミンC 産生を抑える治療
いずれも紫外線、女性ホルモン、物理的な肌への刺激がメラノサイトからメラニン色素が作られる過程をブロックします。

② ポテンツァ(肝斑)+トラネキサム酸導入(エレクトロポレーション)  産生を抑える治療
メラノサイトが存在する基底層、及び真皮層に高周波の熱を入れることで再構築を図り、 肝斑の原因となるメラノサイトの働きを抑えるもの。
肝斑は組織学的に、表皮ではメラニンの増加や基底膜の障害、真皮においては光老化に伴う真皮毛細血管の増加、細胞外マトリックスの増加、肥満細胞の増加が観察されます。また真皮では炎症性サイトカインの増加など常にメラノサイトが活性化状態にあります。

近年、真皮内で老化した線維芽細胞が放出するサイトカインによりメラノサイトの活性化が亢進しメラノソームが増加することが明らかになっていることも踏まえ、老化した真皮・基底層を再構築(remodeling)することで美白効果が得られる、真皮の若返りがメラノサイトの活動をコントロールすることが分かっています。

実際にA Face-Split Study to Evaluate the Effects of Microneedle Radiofrequency with Q-Switched Nd:YAG Laser for the Treatment of Melasma. Jin Woong Jung, Won Oh Kim ,et al. Ann Dermatol. 2019 Apr;31(2):133-138.では、ポテンツァのようなマイクロニードルRFが肝斑の補助療法となりうるかどうかを検討するために、肝斑患者15名に、顔の右側はレーザートーニングとマイクロニードルRFを5回、左側はレーザートーニングのみ行いました。
併用療法は、レーザートーニング単独よりも有意に肝斑の改善を示し、電子顕微鏡による解析では、併用療法後にメラノサイトと隣接する表皮細胞の空胞変化がより多く見られていることから、肝斑改善の一助となる可能性が示唆されています。
これを踏まえるとトーニング+肝斑ポテンツァも治療の選択肢になり得ますね。
今回はポテンツァで肌に穴が開いている状態で、トラネキサム酸をエレクトロポレーションで導入しています。

あくまでポテンツァが主体というよりも補助治療の一つで、実際当院で施術した方も、肝斑ポテンツァ単独ではあまり効果が得られず、内服や他治療との合わせ技で効果がブーストされていました。


③ リバースピール 排出促進・産生抑制治療

リバースピールは肝斑や色素沈着に特化したピーリング。3剤に分かれています。1剤目がマッサージピールと同じで、TCA(トリクロロ酢酸)と過酸化水素が含まれていてTCAが真皮でのコラーゲン生成を促すとともに過酸化水素・コウジ酸の浸透力を高める、過酸化水素がメラニン色素を酸化し、真皮の炎症を調節します。

実はこれも真皮層~基底層の再構築に寄与しています。実際この症例の方を見ると真皮層のremodelingが良くわかるのがほうれい線周囲の小じわ感・肌の艶と張りが出ていること。
2剤目には乳酸78%、フィチン酸3%含まれていて表皮中間~深層へのメラニン色素の除去、キレート作用、3剤目は10%サリチル酸、20%マンデル酸、20%グリコール酸が含まれていて表皮浅層~中間層の美白・キレート作用があり、つまり排出を促してくれます。

このように肝斑に対しては「産生」と「排出」をコントロールするコンビネーション治療が有効です
他にもメラニン産生を減らすようなハイドロキノンといった美白剤やシスペラの使用、排出を促すものとしてレチノールといったスキンケアとの組み合わせも手段のひとつ。
肝斑は本当にしつこく、なかなか改善するのが難しいですが、生活習慣の中で原因となる刺激を取り除き、新しく作られないようにする、排出を促す治療を継続することが大切です

施術のリスク・副作用

赤み、ひりつき、ダウンタイム
詳しくはカウンセリングでお伝えいたします。
ご不明な点があればお問合せください。

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