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男性特有の薄毛症状『男性型脱毛症』(AGA)とは

薄毛治療

解説 アイランドタワークリニック 新宿院

公開日:1970/01/01


薄毛治療に取り組む人口は、アジア諸国の中で日本がトップとも言われています。 何らかの病気や、治療が原因で薄毛を発症するケースも中にはありますが、基本的に男性が薄毛を発症した場合には「男性型脱毛症」と診断されるでしょう。

「男性型脱毛症」とは、Androgenetic Alopeciaを略してAGA(エージーエー)と呼ばれる脱毛症のことです。

■Androgenetic Alopeciaについて

Androgeneticという言葉には「雄性発生」という意味があり、Alopeciaは「脱毛症」を意味します。 つまり、文字通り「雄性発生する脱毛症」という用語なのですが、これは「男性ホルモンが関係する脱毛症」を指すのです。 女性型の脱毛症とは原因や症状、治療法が異なるため、区別を判りやすくするためにこうした名称が生まれました。

■AGAの原因

男性型脱毛症「AGA」の原因は、大部分が男性ホルモンや遺伝だと言われています。 男性ホルモンは男性の健康を保つ働きをする一方で、時として発毛を抑制してしまう可能性があるからです。「男性ホルモン」として分泌されるホルモン物質として、主要な物だけでも以下の5種類があります。

■男性ホルモンの種類
・テストステロン
・ジヒドロテストステロン
・デヒドロエピアンドロステロン
・アンドロステロン
・アンドロステンジオン

この中で、男性の健康を保つために不可欠な「テストステロン」がAGAに最も関係の深いホルモン物質と考えられています。 テストステロンが優位に分泌されている時というのは、男性は非常に健康的で、頑健な肉体を作れるタイミングです。タンパク質同化作用などによって筋肉を増大させ、骨を太く育んでくれるでしょう。 しかし、テストステロンが血液を介して毛乳頭や毛母細胞の中に入ってしまうと、5アルファ還元酵素という変換酵素の作用でDHTに変換され、そのDHTが働きかけることで発毛が抑制されてしまいます。 これこそが「男性型脱毛症」AGAのシステムなのです。

■AGAの治療方法
AGAは進行性の脱毛症で、毛髪密度が低下し始めたことに気付いた頃から加速度的に脱毛が進んで行きます。 ですから、もし毛髪環境の改善を考えるならば、少しでも早く治療に取り組むといいでしょう。 AGAの治療方法としては医療機関による毛髪再生治療、植毛、民間機関による発毛、育毛を目的としたマッサージ等があります。 体質や脱毛症の症状に合わせて、ご自分に合った治療をお選び下さい。

いずれにしても、AGAは放置すれば必ず進行します。手遅れになる前に症状に向き合われることをおすすめします。

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