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医療脱毛とエステ脱毛の違いを効果やサービス面まで細かく紹介

医療脱毛 (医療レーザー脱毛)

解説 口コミ広場編集部

公開日:2018/10/25


脱毛には、クリニックで行う医療脱毛と、サロンで行うエステ脱毛の2種類があります。どちらもレーザーや光を照射し、毛根にダメージを与えて脱毛するという仕組みは同じなのですが、効果や料金において、どのような差があるのでしょうか?
今回は、医療脱毛とエステ脱毛の違いについて、比較してみました。

医療脱毛とエステ脱毛の効果の違い

医療脱毛とエステ脱毛、どちらも1度でツルツルになるわけではありませんが、その効果には大きな違いがあります。まずは、それぞれの脱毛について、詳しく説明したいと思います。


①医療脱毛とは?

クリニックで行なっている医療脱毛は、レーザーを用いた脱毛方法です。医療脱毛で使われるレーザーは、メラニン色素などの黒い色に反応する特殊なレーザーで、メラニン色素に反応すると熱を発します。熱が毛根まで伝わると、発毛組織(毛の育成を行う部分)が破壊され、一度組織が破壊されれば復活することはないので、永久脱毛が実現します。

このレーザーは黒いメラニンにのみ反応するので、周辺組織へのダメージも最小限に抑えられます。

最近では毛根部分に高熱を与えて破壊する従来の脱毛方法ではなく、毛根の浅い部分にあるバルジ領域という毛の成長を促す成分が分泌される部分を、弱いレーザーを繰り返し当てる事で60度程度まで温めて脱毛する「蓄熱式脱毛」というものもあります。


②エステ脱毛とは?

エステでは、光脱毛(フラッシュ脱毛)と呼ばれる脱毛を行なっており、医療レーザーに類似した効果を発揮する機器を用いて脱毛します。しかし、医療脱毛に比べると、照射出力は低くなります。エステ脱毛では毛根を破壊するのではなく、組織にダメージを与えるだけなので、一時的に毛は減るものの、また毛が生えてきます。

毛根を弱らせて毛が生えにくい状態にするため、毛が生えてくるスピードは遅くなり、自己処理の回数も減りますが、いわゆる永久脱毛ではありません。

ちなみに、フラッシュ脱毛の中でIPL脱毛とSSC脱毛は毛根にダメージを与える毛根照射方式で、SHR脱毛やハイパースキン脱毛は毛を生やそうとする部分にダメージを与える蓄熱式になります。


医療脱毛はエステ脱毛に比べて照射出力が高いので、効果も早く現れます。照射出力は熱量を表すJ(ジュール)という単位を使いますが、エステ脱毛の照射出力は最大でもだいたい20J以下になります。医療脱毛で使用されている機器では、それ以上の出力に上げることができるため、効果もしっかりとあらわれるのです。


脱毛完了までにかかる回数・期間の違い

医療脱毛とエステ脱毛の効果の現れ方は、回数や期間にも大きな影響を及ぼします。そこで、まずは脱毛の期間を説明する上で欠かせない毛周期について説明するとともに、脱毛完了までに必要な照射回数と期間を比較してみます。



①脱毛期間に影響を及ぼす毛周期

医療脱毛もエステ脱毛も、毛周期に合わせて脱毛を行います。毛周期というのは毛の生え変わるサイクルのことで、主に「成長期」「退行期」「休止期」の3段階に分かれます。成長期には新しく毛が生え、伸びていきます。そして、毛の成長が止まって抜けるまでの期間を退行期、毛が抜け落ちて新たに生えてくるまでの期間を休止期と言います。

一般的に、成長期の毛がある毛穴は全体の20〜30%で、残りの毛穴は退行期や休止期で、次の成長期に入るのを待っている状態と言われています。
 
医療脱毛やエステ脱毛では、メラニン色素に反応する光を利用するため、メラニン色素が存在している毛が毛根部分にくっついた状態である、成長期の毛に効果があります。

表面に生えている毛の中には、退行期の毛も含まれるため、1回照射しても全てのムダ毛に効果があるわけではありません。

成長期は毛穴毎にバラバラなため、医療脱毛やエステ脱毛では、毛の成長期のサイクルに合わせて施術します。
 
毛の生え変わるサイクルには個人差もありますが、平均してだいたい2〜3ヶ月となっています。部位によっても多少の差がありますが、これに合わせて脱毛を行うので、2〜3ヶ月に1度のペースで施術箇所を照射していきます。

1度の照射では、全体の20%ほどの毛にしか効果が現れないので、成長期の毛全てに照射するとなると、5、6回ほど照射を繰り返す必要があります。期間としては、約1年ほどかかります。


②医療脱毛とエステ脱毛の回数と期間

医療脱毛が完了する目安はクリニックによっても多少変わりますが、だいたい5〜8回で、期間は約1年〜2年です。
 一方、エステ脱毛では毛根を破壊するわけではないので、もう少し回数がかかります。10回以内で終了することは、まずないでしょう。中には終了までの回数が12回となっているサロンもありますが、18回以上のサロンが多くなります。期間にすると3〜4年かかることもあります。中には、20回以上通っても効果に満足できないという人もいるようです。


医療脱毛が完了する目安はクリニックによっても多少変わりますが、だいたい5〜8回で、期間は約1年〜2年です。
一方、エステ脱毛では毛根を破壊するわけではないので、もう少し回数がかかります。10回以内で終了することは、まずないでしょう。中には終了までの回数が12回となっているサロンもありますが、18回以上のサロンが多くなります。期間にすると3〜4年かかることもあります。中には、20回以上通っても効果に満足できないという人もいるようです。


医療脱毛とエステ脱毛における安心感の違い

医療脱毛は医療機関で行ない、エステ脱毛はエステサロンで行います。そのため、安心感も大きく変わってきます。


①医師が在籍しているクリニックでは、トラブル時に対処可能

医療脱毛は効果が高い反面、火傷などのリスクを伴います。出力を下げれば火傷などのリスクは減りますが、それでは十分な効果が望めません。
 
レーザーによる永久脱毛は医療行為となるため、医師や看護師など有資格者の指導のもとで施術を行います。万が一、火傷をはじめ、赤みやヒリヒリ感、むくみ、毛嚢炎などの肌トラブルがあっても、医師が在籍するクリニックならば、すぐに対処してもらえます。医療脱毛ならトラブルが起きたとしても、医師の診察を受けられますし、薬を処方してもらうこともできます。診察料や薬代が無料のクリニックもあります。不安なことがあっても、カウンセリングで医師に相談できます。
また、脱毛によって起こりうる硬毛化や増毛化に、対応しているクリニックも少なくありません。ちなみに、硬毛化は毛が濃くて太くなる現象で、増毛化は毛の量が増える現象です。
 
一方、エステサロンには、免許を取得した医師や看護師が在籍しているわけではありません。万が一、トラブルが起きたとしても、すぐに対応してもらえるとは限りません。中には病院と提携しいるサロンもありますが、トラブルが起きた時、すぐに診てもらえる医療脱毛のほうが安心感は大きいです。

実際に、エステサロンでの脱毛についてはこうしたトラブルによる問題も多く、刑事訴訟に発展しているようなケースもあります。


②医療脱毛では厚生労働省認可の機器を扱える

厚生労働省が認可した脱毛機を取り扱うことができるのは、医療機関のみです。
たとえば、蓄熱式の脱毛機器「メディオスターNeXT Pro」は、厚生労働省によって高い安全性が認められた医療脱毛機器です。厚労省だけでなく、FDA(米国食品医薬品局)にも認可されています。
毛根周辺にある毛母細胞や毛乳頭などに熱のダメージを与えて破壊するため、永久脱毛が可能です。産毛も照射することができます。安全性にも優れ、痛みも最小限に抑えています。照射は資格を持つ医療従事者が行い、肌トラブルが起こった時は医師が対応します。
 
他にも、厚生労働省のほか、FDA認可の「アレキサンドライト」という医療レーザー脱毛機器があります。レーザーが毛根まで届き、毛根のメラニンに反応します。周辺の皮膚にはほとんど損傷を与えず、安全に脱毛することができます。
一方、エステ脱毛では厚生労働省認可の脱毛機器を使用することができません。また、エステ脱毛で使用できる機器は、医療脱毛に比べてエネルギーが弱いため、脱毛ではなく除毛や減毛になります。


医療脱毛とエステ脱毛における痛みの違い

脱毛は痛いものと思っている人も多いのではないでしょうか?特に、医療脱毛が痛いと聞いたことがある人も多いのでは?
そこで、医療脱毛とエステ脱毛の痛みと、痛みの対処法について、ご紹介したいと思います。


①医療脱毛が痛い理由

脱毛が痛い理由は、照射した時にレーザーの熱が毛根周辺の皮膚にも伝わって、火傷をしてしまうからです。レーザーの熱は黒い色にだけ反応し、毛母細胞にダメージを与えて毛の成長を妨げるのですが、皮膚にも熱が伝わると痛みを感じます。
医療脱毛で感じる痛みは、ゴムで弾かれたような痛みと言われています。ただし、痛みの感じ方には個人差がありますし、部位によっても痛みが変わってきます。特に痛いと言われている部位は、濃くて太い毛が密集するVIOです。
逆に、産毛や細い毛には黒色が少ないので、痛みも軽減されます。しかし、生えている毛が産毛でも、皮膚の薄い顔の脱毛は痛いと言われています。

産毛にはメラニン色素が少ないので、照射出力を上げなければ効果が出ません。出力が高くなると、周辺組織に与える衝撃も強くなるため、痛みを感じやすくなります。また、ヒザなどの関節付近は骨に近いため、骨に響くような痛みを感じます。


②エステ脱毛の痛み

照射出力の低いエステ脱毛では、医療脱毛に比べて、痛みが少ないと言われています。医療脱毛のほうが痛いと言われる理由は、出力が強いから。とはいえ、肌や毛の状態により、エステ脱毛でも痛みを感じることはあります。痛みの感じ方には個人差がありますが、多少ピリッとする程度の痛みです。特に痛みが抑えられているのが、IPL脱毛やS.S.C脱毛といった脱毛法になります。

また、エステ脱毛で医療脱毛に近いような効果を得ようとして光の出力を上げた場合については、むしろ医療脱毛よりも痛みを感じやすくなります。これは医療レーザー脱毛で利用しているレーザーは毛根組織に集中してエネルギーを集めやすいのに対し、光脱毛は毛根だけではなく、肌のメラニンに吸収されやすい光なども含まれているためです。出力が低いため痛みや肌のダメージが少ないエステ脱毛ですが、出力を上げると医療脱毛よりも痛みを感じやすく、ヤケドなどのリスクも強くなります。


③医療脱毛の痛みに対する対処法

医療脱毛はエステ脱毛よりも痛いと言われていますが、痛みを軽減する脱毛機を使用ことで、痛みを和らげることができます。冷却装置が搭載されいる脱毛機は、皮膚を冷やしながら照射するので、痛みを最小限に抑えられます。
出力を調整できる脱毛機も少なくありません。出力が高いと痛みを感じやすいので、痛い時は我慢せずに申し出て、出力を下げてもらうことも可能です。また、肌が乾燥していると痛みを感じることがあるため、保湿を行って乾燥を防いだり、患部を十分に冷やすことで、痛みを和らげることもできます。
 
また、痛みを軽減するために、麻酔の利用が可能なクリニックも多くなっています。

麻酔には「笑気麻酔」や「麻酔クリーム」「麻酔テープ」などがあります。笑気麻酔は、お酒を飲んで気持ちよくなった時の状態に近く、中には寝てしまう人もいます。麻酔クリームは痛みを抑えたい箇所に直接塗ることで、感覚が鈍ってきます。麻酔テープは薬剤のついたテープを貼って注射などの痛みを軽減するためのものなので、脱毛にはあまり用いられません。

医療脱毛が痛いと言われていますが、痛みに様々な対策を施しているため、あまり不安になる必要はありません。


医療脱毛とエステ脱毛にかかる料金の違い

エステ脱毛では、たまに驚くほどの激安キャンペーンをやっていることがあります。医療脱毛に比べて、エステ脱毛のほうが安いというイメージもあるかとは思いますが、実際にどれくらいの料金がかかるのか、比較してみました。
※2018年9月30日 口コミ広場編集部調べ


①医療脱毛の料金

まずは、医療脱毛の料金から見ていきたいと思います。人気の部位ワキとVIO、全身コースの料金を比較しました。

※2018年9月30日 口コミ広場編集部調べ


リゼクリニック

 ワキ脱毛5回コース:¥19,800(税込) 

 Vライン5回コース:¥59,800(税込)
 Iライン5回コース、Oライン5回コース:各¥39,800 (税込)
 全身脱毛5回コース:¥298,000 (税込)


アリシアクリニック ワキ脱毛5回コース:¥13,750(税込) VIO5回コース:¥61,900(税込)
 全身脱毛5回コース(ビューティー通常プラン):¥330,000 (税込)
 ※アリシアクリニックのVIO脱毛は、ビューティとスムース、2つのコースに分かれています。
 脱毛範囲が広いのは、スムースになります。


湘南美容クリニック

 ワキ脱毛6回コース:¥1,000(税込)
 VIO6回コース:1部位づつ各¥28,750(税込)
 全身脱毛6回コース:¥348,000 (税込)


クレアクリニック

 ワキ脱毛5回コース:¥17,064(税込) VIO5回コース:¥59,486(税込)
 全身脱毛5回コース:¥244,944(税込)


フェミークリニック

 ワキ脱毛5回コース:¥15,000 VIO5回コース:¥98,000
 全身脱毛5回コース(VIO含む):¥480,000


②エステ脱毛の料金

医療脱毛より安いと言われている、エステ脱毛の料金も見ていきましょう。


ミュゼプラチナム

 ワキ+Vライン脱毛完了コース:¥100 VIO脱毛6回コース(平日日中のみ):¥90,000
 ※アプリダウンロードで終日利用可: ¥45,000
 全身脱毛6回コース(平日日中のみ):¥315,000
 ※アプリダウンロードで終日利用可: ¥157,500


エピレ


 ワキ脱毛6回コース:¥13,500
 ※初めての方限定500円
 VIO・5プラン6回コース:¥56,100
 ※デリケートゾーン5部位をまとめて脱毛できるプラン
 全身脱毛6回コース:¥176,100


TBC

 ワキ脱毛6回コース:¥13,500 VIO、Sパーツの場合6回コース1箇所につき:¥13,500
 VIO、Lパーツの場合6回コース1箇所につき:¥26,400
 全身脱毛6回コース:¥176,100


脱毛ラボ

 ワキ脱毛Sパーツ1回:¥1,500 VIO脱毛Mパーツ1箇所につき1回:¥2,500
 全身脱毛6回コース:¥149,980


銀座カラー

 ワキやVラインなど1箇所脱毛し放題:¥37,600 全身脱毛し放題¥197,650

医療脱毛の場合、5、6回通えば脱毛が完了します。しかし、エステ脱毛の場合、5、6回で脱毛が完了することはまずないでしょう。綺麗になるまで通うとなると、最初に予定していた料金よりも、更に料金が加算されてしまうことがあります。

一般的にはエステ脱毛は医療脱毛の3倍程度回数が必要になると言われているので、単純に言えばエステ脱毛の料金を3倍すると、医療脱毛と同じ効果が出るまでにかかる費用と考えられます。

ある程度の効果が出なければ、料金だけ安く抑えても意味がないので、目先の安さだけで飛びつかないように気をつけてください。


まとめ

医療脱毛とエステ脱毛では、まず使用する脱毛機器が違います。効果にも差が見られますし、効果が現れる回数や期間も変わってきます。
エステ脱毛は痛みが少ない点や料金の安い点がメリットにも感じられますが、痛みに関しては医療脱毛でも対処してもらえます。料金もエステ脱毛のほうが安いように感じますが、回数が増えてしまうと、思いのほか費用がかさんでしまうこともあります。
医療脱毛とエステ脱毛で迷っている方は、上記でまとめたポイントも、ぜひ参考にしてみてください。


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