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糸リフト後口があかなくなりました


2週間ほど前に糸リフトを6本(こめかみから3本耳横から3本)とエラボトックスをしました。

腫れや痛みはだいぶ落ち着いたのですが、口があかなくなりました。おにぎりも食べられないほどで、大きく開けようとすると左の顎(耳の少ししたあたり)が激痛をおこします。

糸リフトが関係して神経に当たっているのでしょうか?

1 名のドクターが回答

九野広夫

2022-11-08

490View

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1件の回答があります

1件目の回答

(2022-12-02)

他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。りりさんの「口が開かなくなるほどの激痛」の原因は、挿入層のミスマッチと過剰牽引だと思います。リフト糸は不足しても挿入しすぎてもダメですが、挿入層が適切でないとその様な合併症を生じます。リフト糸の挿入にはART(無駄がないこと)のセンスとオーダーメイドデザイン性が問われ、特段の技術を要します。

術後の経過中、想定される問題や(最悪のシナリオを含む)合併症がどうなるのか、万一生じた場合には自分でどういう対処をして、医院にどうしてもらえるのか、担当医から具体的に術前シミュレーションで充分に説明がされていなければならない筈ですね。

1.担当医のデザインや予後イメージの共有不足、術式選択のミスマッチ、技能不足
2.術後アフターケアの不徹底または術後合併症発症や再処置
3.本人様側のご希望の伝達不足や術野の他疾患、美容整形歴の有無など

等が考えられます。数週間~1ヶ月様子を見て下さいとしか言われないことも多く、その間に食事やメンタルの問題が解消されないため、結局十字架を背負わされるのは御本人だけの理不尽な結果になりかねません。

りりさんの場合、咬筋群或いはその栄養動脈分岐にまでリフト糸がフックされている可能性があります。食事や入浴後の血流増大時等に動脈の怒張に伴って耳の下あたりのズキズキした痛みや開口障害等が生じ得ます。術前から説明を受けていないのでしたら、担当医の想定外=治し方が判らない という可能性もございます。

糸リフトの過剰牽引や誤挿入の治療法は、美容医療業界で確立しているわけではないため、ひどい場合「メスで切開して糸を除去しなければ治せません」と、高額請求され結局治らなかった方もいらっしゃると伺います。経過後にも治らなかった場合や、御担当医でも治せなかった場合には、当院にご相談下さいね。

当院での治療法は、メスを用いずに過剰牽引を解除する方法を用います。


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