「脂肪吸引について」
脂肪吸引
公開日:1970/01/01
結果として、希望のプロポーションに近づくことができ、リバウンドの心配も少ないことから、確実な痩身法として多用されています。
●脂肪の種類
脂肪は脂肪細胞で蓄積されます。脂肪が蓄積されすぎると、オーバーウェイトになり、美容・健康上の問題が生まれてきます。
体内に蓄積された脂肪を体脂肪と言い、体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。
皮下脂肪は筋肉の外側、皮膚のすぐ下にあり、内臓脂肪は筋肉の内側、内臓の周りに溜まっていくものです。
脂肪吸引で除去することができるのは皮下脂肪のみで、内臓脂肪は脂肪吸引では取ることができません。
一般に皮下脂肪は「つきにくく落としにくい脂肪」とされ、内蔵脂肪は「つきやすく落としやすい脂肪」であるといわれています。
また、女性に多いのが皮下脂肪型肥満、男性に多いのが内臓脂肪型肥満であるといいます。
●脂肪吸引の歴史
1977年にフランスのイルーズ 医師が開発したカニューラ吸引法が、現在の主流です。
これは、小さな皮膚の切開口(約3~5mm)から、広範な皮下脂肪を吸引除去する方法です。更に、血管、神経の損傷を避け、滑らかに更に出血量をおさえて広範に脂肪吸引を行なえるよう『Wet Method』という方法が開発されました。
日本での脂肪吸引は約20年以上前に始まりました。欧米ではそれ以前から脂肪吸引がありましたので、そのデータをもとに医療機器が開発されました。
最初の数年間は、脂肪吸引という言葉そのものも一般的ではなく、手術をするドクターも現在と比べると手探り状態であったと言えます。 つまり、どの程度吸引すれば良い結果が出るかわからず吸引しすぎたり、逆にあまり吸引せず結果が十分でないということも起きていました。
しかし、最近10年の脂肪吸引の進歩は著しく、吸引管の工夫(細いもの等、多種あり)、吸引口に対する保護(シースを使用)、超音波脂肪吸引器(体外、体内式)の開発がなされました。このように一般的にはドクターの技術も向上し、医療機器等も進歩した結果、脂肪吸引は安全で確実な手術として広く行われるようになりました。
●脂肪吸引のメリット
ダイエットでは脂肪細胞が小さくなって体重が減ります。けれど脂肪細胞が小さくなっても、食べ過ぎたりしたらすぐに元通り、「リバウンド」してしまいます。
脂肪吸引の施術は脂肪細胞の数そのものを減らしてしまうのですから、リバウンドの可能性が極めて少なくなります。面倒な食事制限や運動も必要ありません。
また、希望する部分のみ(おなか、太もも、顔、二の腕など)部分痩せできるので、ダイエットにありがちな、体重が減るのといっしょにバストサイズが落ちてしまうというようなことはありません。全体のバランスを見ながら理想のプロポーションを得られます。
ただ単に脂肪を吸引するということではなく、全体のボディバランスをみながら余分な脂肪を減らしていきますので、女性特有の美しいプロポーションを作り出すことができます。
無理なダイエットは、たとえ一時的に体重が減ったとしても、基礎代謝が低下することで、逆に太りやすい体質になってしまうことがあります。
食べ始めればすぐ元に戻り、前より太ってしまうリバウンドもこのために起こりやすくなります。
脂肪吸引の場合、吸引した後は、脂肪細胞の数が再び増えることはないので、リバウンドの可能性はほとんどありません。
人それぞれ不安に思うこと、気になることは違いますので、納得のいくまでしっかりドクターに話を聞き、施術に望みましょう。