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上まぶた・下まぶたのたるみ取りや脂肪取りはルネッサンスで

(1)上まぶたのたるみ取り

加齢とともに上まぶたの皮膚は弾力性を失い、その皮膚は睫毛にかぶさるようになってきます。この現象は、単に上まぶただけの問題ではなく、額の皮膚が加齢で下がってくることも大きな要因です。特に眉毛の外側部分が下がってくるので、目尻付近のたるみが目立ってくるのです。
このような上まぶたの「たるみ」を改善するためには、単純に上まぶたの皮膚だけ切除するだけでは到底良い結果を得ることはできません。皮下組織である「眼輪筋」「中間結合織」、場合によっては「眼窩脂肪」をバランス良く処理することが必要です。さらにもともと二重まぶたの人は、上まぶたの組織(額の皮膚を含めて)が全体的に下垂しているわけですから、新たに従前よりも少し高い位置で新たな重瞼線を形成しなければ、目もとの若返りにはなりません。また眉毛外側の部分の下垂があれば、同時に外側眉毛部分の上方固定をする必要があります。このように「上まぶたのたるみ」という現象はただ上まぶたの皮膚のたるみだけが原因ではなく、上まぶたを構成する「上部眼窩構造物全体」の総合的な加齢現象なのです。私は、「上まぶたのたるみ」の治療は、よほど軽微な状態を除き「皮膚切除」だけで済ませることは基本的にありません。「総合的な加齢現象の結果」を改善するためには「上部眼窩構造物の総合的な修復」が必要だと考えます。

(2)下まぶたのたるみ取り

下まぶたのたるみという現象も、上まぶたのたるみと同様で眼窩構造物の全体の加齢現象です。皮膚の弾力性の低下という要因以外に、眼球を支えるロックウッド靭帯や眼窩隔膜の弛みにより眼窩脂肪が前方に張り出してきたり、頬部の組織が下垂することで張り出した眼窩脂肪の下縁は逆に凹みが形成されたりします。下まぶたのたるみ、老化のメカニズムは上まぶたと比較してさらに複雑な要因が関係しています。下まぶたのたるみも皮膚切除だけで十分な改善を図ることはできません。「眼輪筋」「眼窩脂肪」「眼窩隔膜」の適切な処理が必要です。この処理を怠り単純に皮膚切除のみを行うと下まぶたの「外反」を来すこともありますので、上まぶた以上に繊細かつ慎重な操作を行わなければいけないのです。