ダーマペンは、オーストラリアのダーマペンワールド社が2011年に開発した機器です。この10年ほどでより効果が出る仕様へとバージョンアップが繰り返されており、現在は4代目となる「ダーマペン4」が最新となっています。当院では最新のダーマペン4を使用し、治療を行っています。
従来のダーマペンの他、類似したものとしてダーマローラーなどがありますが、ダウンタイムや術後の効果などを総合的にみると、ダーマペン4が最も優れていると言えるでしょう。
因みにダーマペン4は、1世代前のダーマペン3と比べると、針の本数が16本(ダーマペン3は12本)・1秒あたりの回転数が120回転(ダーマペン3は108回転)へと増えたため、毎秒1920個の穴を肌に開けることができるようになりました。これは従来のダーマペンの1.5倍で、短時間でより多くの針穴を開けることができるようになった上に、高密度で肌細胞に刺激を与えることができるため、より治療効果を実感しやすくなっています。また回転速度が速くなったことで痛みも感じにくくなっています。
類似治療として挙げられるダーマローラーには200本の針がローラーを囲むようについていますが、手動で皮膚の上を転がしながら行う治療のため、施術者の力の入れ具合によって針の穿刺の深さや密度にムラが出やすいのが欠点でした。対してダーマペン4はペンタイプの電動機器なので、垂直に穿刺ができ、一定の深さと強さで、均一な治療を可能にしています。