刺青除去
レーザーでは回数のかかりそうなものは、切除、植皮、アブレーションの方法でもご案内が可能です。
まずはご状態を医師が拝見し、ご本人様の刺青に適した治療法をご提案します。
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刺青除去
30代
男性
樹のひかり 形成外科・皮ふ科 奈良本院が撮影
550,000円
【治療方法】
胸部
局所麻酔下にタトゥーを完全切除し、右鼠径部よりの全層植皮術を施行しました。術後は創部安静が必要になります。
左肩部
比較的皮膚の厚みが無い上腕で範囲が狭い場合、色素の入っている表皮~真皮にかけて皮膚表層の削皮(アブレージョン)を行うことで、色素部分を除去します。術後肥厚性瘢痕は高頻度で起こるため創部の管理も継続して行います。
【医師コメント】
胸部の面で入ったtatooで単純閉創は困難であり、比較的皮膚が薄い場所であるためアブレージョンも困難であったことから、切除および全層植皮術で治療を行いました。右鼠径部(足の付け根部分)より皮膚を採取し、tatoo除去部分に移植し、皮膚を採取した右鼠径部の皮膚欠損は単純閉創しております。術後安静をしっかり保つことで、移植片は完全に生着しております。術後縫合部周囲に肥厚性瘢痕が生じましたが、経過観察しておりました。術後2.5年にご来院頂きましたが、創の硬さや赤みは解消しつつある状態で、日常生活制限が全く無い状態となっています。腕や胸腹部の比較的皮膚の薄い部位のtatoo除去に関しては、小さい範囲は単純縫合が優先されますが閉創出来ない場合は全層植皮を視野に入れて検討されるとよいでしょう。
上腕は比較的皮膚の厚みがそれほど無い部位ですが、小範囲のtatooであったため、アブレージョンでの除去をオススメさせていただきました。術後はそれほど強い安静も必要が無く、仕事の復帰も比較的早くに出来るため働き盛りのこの患者様にとっては良い方法だと思います。施術後は約3週間で上皮化し軟膏などの煩雑な処置は必要なくなりました。術後は予想通り肥厚性瘢痕が生じ、保湿などでの保存的加療をご希望され自宅にて経過観察しておりました。術後2.5年後に来院されましたが肥厚性瘢痕はほとんど成熟し、肩関節の可動域制限なども起こしておらず経過良好な状態で、大変満足して頂けたと思います。アブレージョンの最大のメリットは、広範囲の除去が一度にできるだけでなく、植皮のように他の部位から皮膚を移植する必要が無く、かつ安静が不要である点です。個人差はありますが比較的皮膚の厚い、背部・項部・臀部・上腕などでのみ適応となります。また個人差はありますが、男性は女性より皮膚が厚いため適応範囲は女性よりやや広いことが多いです。術後肥厚性瘢痕が起こりやすいというデメリットはありますが、メリットの方が遙かに大きいため、上記部位で単純縫合が困難なサイズのtatoo除去にはオススメの方法です。
●初期に起こる事 疼痛・軽度の腫脹・出血 ●時に起こる事 内出血(1-3週で改善) ●経過中に起こる可能性のある事 肥厚性瘢痕:赤く硬い傷・圧痛・炎症後色素沈着(数か月~数年:部位差・個人差あり)、ケロイド:経過は肥厚性瘢痕と類似しますが、拡大傾向が10年以上にわたり起こる場合があります。変形(瘢痕拘縮に伴う引きつれや突っ張り) ●希に起こる事 感染・創離開・瘢痕拘縮に伴う可動域制限や運動時痛 ●極めて稀起こり得る事 薬剤アレルギー(麻酔薬・抗生剤・鎮痛薬など):薬疹(重症なものも含む)、アナフィラキシーショック(蕁麻疹・呼吸困難・血圧低下・心停止)などが起こることがあり、後遺症を残したり死亡することもあります。他部位の組織損傷、神経損傷(知覚障害・運動障害)、その他予想外の合併症の可能性もあります。 ※傷は必ず残ります。社会生活上の問題となる傷跡を、熱傷や事故などの一般的な醜形瘢痕に置き換える手術です。またすべての色素が取れるわけではなく、残存したものはレーザーや単純縫合などを行う場合もあります。
レーザーでは回数のかかりそうなものは、切除、植皮、アブレーションの方法でもご案内が可能です。
まずはご状態を医師が拝見し、ご本人様の刺青に適した治療法をご提案します。
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