THE ONE.

施術の解説

普段わたしは耳鼻咽喉科の保険診療で、顔面神経麻痺の後遺症に対するボトックス治療を行っています。
それは後遺症によって残存してしまった左右差の緩和、筋肉の拘縮の改善、病的共同運動の抑制の為です。
でも保険診療で出来ることって限界があるんです。
左右差に対して、もう少しここを注入でボリュームも出したいな、後遺症で下がったまま固まってしまった組織の位置を糸で上げたいな、そうなると美容医療の領域なんです。
そういった疾患に対する後遺症、特に顔の左右差は、患者さんの心に暗い影を落としたり、コンプレックスのひとつにもなったりするんです。
それが他人から見たら些細な事だったとしても。

でも、大掛かりな手術でなくても、こうやって注入施術でも改善出来ることをもっと多くの方に知って欲しい。
モニター様は、過去の口唇口蓋裂の手術で口唇の左右差に悩まれていた方。今回は私の方からお願いして、モニターになって頂きました。
過去の手術痕や左右差を公にすることを嫌がる方も多いです。でも同じように悩まれている方に、改善できる方法があるんだよっていうことを知って欲しいとお話したところ快くお受け頂いて感謝です。
ヒアルロン酸だけでも、こんなに左右差を無くすことが出来るんです。
リップを塗るのが楽しくなりました、と笑ってくれた彼女はとても素敵でした