下垂バスト改善
50代
女性
症例写真
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
施術の総額費用
1,430,000円
担当ドクター
総院長
九野広夫- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
他院手術歴
35歳時:全腹部脂肪吸引
36歳時:タミータック(下腹部タルミ切除術)
37歳時:マンマリダクション(下垂乳房切除術)※同時に乳房下縁切開創より乳腺下層にシリコンジェルバッグ挿入(大きさ不明・両側共に破損あり)
授乳歴:あり 3人出産
希望デザイン
バッグが恐らく破裂していてバストが変形してきて違和感を感じていた。
多少ボリュームが下がってもいいから、破損したバッグを取り出して豊胸で補いたい。
方法
シリコンバッグ抜去(オープンカプスロトミー)&同日再生豊胸術
注入量
右:360ml 左:360ml
バストサイズ
OP前 T: 95.8cm U:74.7cm(E cup)→ OP後(3M)T:95.6cm U:73.1 cm(F cup)
Dr.コメント
この症例は13年前にマンマリダクションとシリコンバッグ挿入術を受けていた方ですが、被膜拘縮によるバスト深部の不自然な硬化&盛り上がりと、乳房表層全体の弛緩&シワ・タルミ(乳腺のドロップダウン)が複合的に生じた方です。
術前のバストの形状をよくご覧頂くと、表層に「均一な張り」が無い割に乳房内のあちこちで凸凹が触れる、側臥位等の体位によって谷間ボリュームが空いてしまう・流れる様な自然な質感が無い、等の問題点がありました。
原因が被膜拘縮であったためと御本人様のご希望により、VASER超音波モードではなく、シリコンバッグ抜去&日高度再生豊胸術の御選択と適応になりました。
施術のリスク・副作用
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には線維化解除等で治します。
2.ごく稀な合併症
内出血、血種、漿液貯留、感染(化膿)、シコリなどに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防し、万一発症の際は治療します。
乳房の感覚鈍麻があったとしても殆どが一時的な症状で、通常週単位で回復してきます。
感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間~数ヶ月、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前後数週間:ピルの服用
術前夜:アルコールを控えて下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用の是非をご確認しておいて下さい。
術後7日間:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動・ブラジャーの締付け・うつ伏せ (シャワーは翌日から可能です)等。
術後2~3週間:激しい運動、マッサージや殴打等。
術後数ヶ月以上経過してもピルの服用 and / or マンモグラフィー検査で(非癌性ですが)シコリになることが稀にございます。
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後7日間×24時間はバストの特殊な圧迫(サポーターやテーピング等)の装着必須期間があります。
通常、7日後の抜糸が終われば早期合併症のリスクが大幅に減りますが、圧迫下着の追加装着をした方が望ましい場合もあります。
手術後当日ご帰宅後 15分毎にクーリング(冷却) と安静。嘔気がなければ軽食から開始して下さい。
術後3ヶ月間に最低月1回の診察と補正下着の装着