下垂バスト改善
40代
女性
症例写真
KUNOクリニック 麻布院 クリニックナインフィールズが撮影
施術の総額費用
880,000円
担当ドクター
総院長
九野広夫- 費用は一例であり、モニター価格などの適用、麻酔の有無、使用する器具や施術方法により費用が異なる場合がございます。
- この患者様の費用は施術当時の金額になります。実際の費用はクリニックへお問い合わせください。
クリニックから
施術の解説
他院手術歴:なし
授乳歴:なし
希望デザイン
皮膚や筋肉の衰えとともに重力に負けて下垂したバストの改善したい。
バストのボリュームも3cupダウン程度に軽くして小さくしたい。
どのクリニックで相談しても乳房つり上げは縦にキズが入ってしまう場合があるとのことで、ここなら皮膚を引き締める吸引術があることを知り手術を希望。
方法
下垂バスト改善術(VASER超音波下垂改善モード:両側バスト上部&デコルテ&側胸部)
吸引量
側胸部(右:350ml 左:400ml)
バスト内(右:370ml 左:450ml)
バストサイズ
OP前 T: 92.0cm U:71.0cm(E cup)→ OP後(2M)T:84.2cm U:69.4cm(B cup)
Dr.コメント
この症例の場合は、乳房の重量にも下垂度にも左右差があり、モード設定と超音波出力、手術対象範囲と層、減量(吸引)する量を左右で異なるデザインと手技で行った方です。更にこの方はバストの重量を減らすことが主眼であったため、バスト内だけで400ml前後も吸引をした方でした。
これ以上減量するとバストの自然な丸みまで損なわれてくるので、元々の皮膚の柔らかさや乳腺の厚みなども考慮に入れた手法が必須になります。尚(切除する)乳輪縮小手術をせずに乳輪も縮小できています。
施術のリスク・副作用
1.合併症や副作用と軽減または予防法
局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には線維化解除等で治します。
2.ごく稀な合併症
内出血、血種、漿液貯留、感染(化膿)、シコリなどに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防し、万一発症の際は治療します。
乳房の感覚鈍麻があったとしても殆どが一時的な症状で、通常週単位で回復してきます。
感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間~数ヶ月、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
術前後数週間:ピルの服用
術前夜:アルコールを控えて下さい。
術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用の是非をご確認しておいて下さい。
術後7日間:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動・ブラジャーの締付け・うつ伏せ (シャワーは翌日から可能です)等。
術後2~3週間:激しい運動、マッサージや殴打等。
術後数ヶ月以上経過してもピルの服用 and / or マンモグラフィー検査で(非癌性ですが)シコリになることが稀にございます。
4.術後の必須事項とした方がいいこと
術後7日間×24時間はバストの特殊な圧迫(サポーターやテーピング等)の装着必須期間があります。
通常、7日後の抜糸が終われば早期合併症のリスクが大幅に減りますが、圧迫下着の追加装着をした方が望ましい場合もあります。
手術後当日ご帰宅後 15分毎にクーリング(冷却) と安静。嘔気がなければ軽食から開始して下さい。
術後3ヶ月間に最低月1回の診察と補正下着の装着