脂肪吸引手術（男性向け）のクリニックを探す 総合版はこちら

脂肪吸引特有の合併症として、脂肪塞栓があります。これは血管に流れ込んだ脂肪成分が肺などに詰まり、呼吸不全になる症状です。対処法としては、より腕の良い医師に脂肪吸引してもらうこと、一度に大量に脂肪吸引しないこと、ベイザー脂肪吸引など血管への負担が低い治療法を選択すること、入院せず日帰りで手術を受けることが挙げられます。脂肪吸引はまぎれもなく医療行為になりますので、必ず信頼のおける医療機関で治療を受けるようにしてください。

一般的な脂肪吸引はスムースライポサクション法のように、皮膚を切開し、そこにカニューレを差し込み脂肪吸引を行います。脂肪を“吸引”する方法はコレのみですが、脂肪を体外に排出させる治療法・医療機器は他にも多数あります。特殊な超音波で脂肪細胞のみを破壊する『ライポソニックス』、脂肪細胞のみを凍らせて体外へ排出させる『ゼルティック』などがあります。ただし、これらの治療法は脂肪細胞を破壊・凍結させてから体外に排出させるまで2～4ヶ月ほど掛かりますので、脂肪吸引による治療法とは呼びにくいかもしれません。

言葉のあやかもしれませんが、「メスを使わない脂肪吸引」と紹介しつつ、実際は「高周波レーザーメスで切開」しているクリニックもあります。高周波レーザーメスは、通常のメスよりもダウンタイムは少ないですが、ダメージは決して0ではありません。クリニックのホームページでは分からないことは多いですので、必ず、カウンセリング時に医師に治療内容の確認をお願いします。

スムースライポサクション法を始めとする脂肪吸引は、少なからず皮膚を切開しますので、数日間は痛みや腫れに悩まされるかもしれません。身体から脂肪を追い出す方法は他にもあり、脂肪溶解剤（メソセラピー）という方法があります。注射直後はチリチリとした痛みがありますが、これは直ぐに治まります。また、数日は筋肉痛のような痛みにおそわれますが、日常生活には問題ありません。