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埋没法による二重整形後の経過と生活上の注意点

目・二重整形 (二重埋没法)

解説 口コミ広場編集部

公開日:2019/02/12


二重整形の埋没法って施術当日からメイクやシャワーもオッケーで、学校や会社も休まず簡単に二重瞼になれちゃうって広告に書いてあるけど本当かなあ?
でも、埋没法で二重整形を行った人の口コミをネットで見てみると、かなりの期間瞼が腫れていたという人の話もたくさん載っているし…。一体どれが本当なの?
確かに、二重整形埋没法の術後経過に関する情報はたくさんありすぎて、しかも書いていることも情報源によってバラバラですよね。
今回は、このような皆様の不安点を解消するべく、埋没法による二重整形のリアルな経過工程と術後の生活上の注意点、そして気になる埋没法のメンテナンスについても含め徹底解説いたします。

埋没法の手術内容

二重整形の埋没法とは、メスを一切使わず、上瞼とまぶたの裏側や、まぶたを引き上げる筋肉を医療用の糸でむすぶことで、生まれつきの自然な二重瞼と同じような構造を作り、二重瞼を作る手術方法です。

一言に埋没法と言ってもその方法にはいくつかの種類があり、どの方法が用いられるかはクリニックの施術方針や埋没法を受ける人のまぶたの状態、そして理想とする二重の形によっても様々。

埋没法の方法は、大きく分ければ瞼板法と挙筋法という二つの方法があります。それぞれの特徴の違いは以下のようになります。


瞼板法

まぶたのすぐ裏にある「瞼板」という軟骨状組織とまぶたの皮膚を結ぶ方法です。

二重整形術の中でも古くから行われている方法です。

糸を瞼に沿って点状に留める方法で行われる事が多く、2点~4点など留める数がクリニックで異なります。


挙筋法

眼瞼挙筋という、まぶたを持ち上げる働きをしている筋肉とまぶたの皮膚を結ぶ方法です。

生まれついての自然な二重とほぼ同じ構造になるため、自然な二重になりやすいという点が特徴です。

筋肉に糸をかけるため、瞼板法のように糸を点で結ぶのではなく、大きな輪っか状にして結ぶ手法がとられます。


埋没法だけで理想の二重ラインを作る事は難しいケースも

そもそも埋没法は全ての人に向いている施術法というわけではなく、瞼に脂肪が多い人や、厚ぼったい人の場合は、瞼の重さで糸に負担がかかってくるため、この方法だけで綺麗な二重を維持することは困難とされています。

その為、ほとんどのクリニックでは、まぶたが厚い人の場合には目頭を切開して脂肪を除去するなど、多少なりとも瞼の厚みを薄くして埋没法を行うことを勧められます。

また、幅の広い二重ラインや、キレイな平行二重を目指す場合などの場合、目頭にある蒙古ヒダの有無によっても仕上がりが変わるため、蒙古ヒダの切開手術などが必要になるケースもあります。
 埋没法だけで理想の二重瞼になれるかどうかはその人のまぶたの状態にもよるため、手術を受けると完全に決める前に、まずは一度無料のカウンセリングで相談してみるのも良い手です。


埋没法を受けた直後(当日)の腫れ具合と注意点

埋没法を受けた直後は、どんな腕利きのドクターが施術にあたってくれたとしても、選択した方法によっては腫れやむくみの症状は起こります。

そもそも腫れが出ること自体は決して悪いことではなく、人間の体には傷を自ら治す自然治癒力が備わっているため、これらの症状が出るのは回復へと体が正常に機能している証なのです。


では、埋没法術後当日の瞼の腫れ具合とはどの程度かですが、個人差はあるものの、一般的には「一晩中泣き腫らした状態」とほぼ同等に例えられます。

この状態は、明らかに他人から見ても、いつもと違う瞼であることはわかってしまいますので、この間に学校や仕事を休めない人は、伊達メガネをかけるなどの方法で、目元が極力目立たないような対策が必要になります。

むくみを極力最小限に抑えるためには、メイクやクレンジングも当日~翌日は避け、とにかく安静に過ごすようにしましょう。


埋没法直後の腫れは2~3日で引き始める

埋没法術後2~3日ほど経過すると、痛みや腫れ、むくみは徐々に引き始めます。

しかし、この時点で、腫れが引き始めるともう大丈夫、と急に普段通りの生活に戻すことは時期尚早です。特に気をつけ頂きたいことは、汗をかくような行動や、激しい運動、飲酒や喫煙など、血行が促進されてしまう行動は腫れやむくみを悪化させますので慎むようにしましょう。


早く腫れを引かせるためには冷却などの処置を

術後2~3日すると腫れは徐々に引き始めますが、この腫れやむくみが早めに回復するに越したことはありません。この時期に腫れを早く抑える適切な対処法として、クリニックからはアイシング(氷で冷やす)をするように指導を受けます。

アイシングの方法は、氷を清潔なタオルでくるんで目元にあてる、またはアイスノンを使って冷やしてください。なるべく氷やアイスノンを目元にずっとあてっぱなしにすることは避け、間隔をあけて1日数回に分けて冷やすようにしましょう。


腫れを引かせるためには枕の高さなどもポイント

手術後のまぶたの腫れやむくみを早く解消するために、寝る時の枕の高さもポイントです。

寝ている時は心臓とまぶたの高さが近くなるため、血液がいきやすくなる時間帯。低い枕で寝ていると、頭部に血液が回りやすくなり、むくみやすくなります。

手術後の腫れやむくみをなるべく抑えるのであれば、枕は高めのものを使ってまぶたを心臓よりも上の位置になるようにしましょう。柔らかい枕だと寝ている間に沈み込んでしまいやすいため、硬めの枕にする事もポイントです。

ただし、枕が高すぎて呼吸が浅くなったり寝にくくなったりしてしまうのは本末転倒なので、あくまでも快適に睡眠がとれる範囲で高めの枕を使うようにしましょう。


まぶたの腫れは3日~2週間で大体治まる

埋没法による瞼の腫れが起こった場合は、おおかた術後3日~2週間前後で治まってきます。日常生活もこの頃になればほぼ支障はありません。

この時点で目で見てわかる部分の腫れが引いているのであれば、無理してアイシングをこまめに続ける必要もありません。炎症が治まってきているのに、アイシングを無理にやりすぎると、今度は血流を阻害して回復が遅くなったり、やりすぎると凍傷などを引き起こしたりする可能性もあります。アイシングは、痛みが続く場合や目視で目立つような炎症による腫れが続いている場合などの際に、適度に行うようにしましょう。


手術直後と比べて二重のラインが変化する

二重整形の埋没法は、術中に二重のラインを本人に確認しながら行います。

ただ、この術中の確認を行ったにもかかわらず、術後に「思ったラインと少し違うけど……」と、その仕上がりの状態に困惑してしまう人が少なくありません。

これは埋没法だけに限りませんが、二重整形を行った直後は腫れがかなり出ている為、この施術直後の二重瞼のラインは「完璧な仕上がりの状態」ではない事が理由です。


二重のラインは、術後の経過とともに徐々に変化していきますので、施術直後の仕上がりだけを見て、自分の理想と違うと思い込まないよう、まずは術後の経過を見守り、完全に腫れが引いたタイミングで判断するようにしましょう。


腫れが引いてくればメイクもある程度色々出来るように

施術メニューによっては施術当日からメイクが可能な場合がありますが、これは選択した施術によります。ただし状態が良好であり腫れやむくみなどの症状が出なかった方でも、当日は簡単なメイクができる程度です。


普段しっかりしたメイクをされている方は、基本的には二重整形埋没法の直後は、ナチュラルメイク、特にアイメイクに関してはできないと思っておいて頂く方が好ましいです。腫れが少なくても直後にしっかりしたアイメイクをしてしまうと、クレンジングなどで落とす際にまぶたに負担がかかりやすくなり、術後の経過や最終的な仕上がりに影響する可能性があります。


もちろん、腫れが引いてくれば、アイライナーやシャドウ、マスカラなど色々と行なっても差し支えありません。

一方、マツエクに関しては、サロンなどの第三者に施術をしてもらう為、何かの拍子に施術者の手が瞼にあたってしまう可能性がありますので、マツエクは瞼が完全に回復するまで待つ方が無難と考えるべきでしょう。


二重のラインが完全に安定するまで1か月~3か月

では、二重のラインが完全に安定するまでに一体どのぐらいかかるかですが、腫れがある程度落ち着いてきて、元の皮膚に瞼が馴染んでくるのに期間をおく必要があります。

その期間は施術にもよりますが、一般的には1か月から3か月です。(施術内容によっては6ヶ月かかると場合もあります)

その頃には他人からも、初めて知り合った方なら、特に二重整形したことも気付かれない状態になっているほど、瞼の腫れの症状は回復しています。

また、この時期になって始めて、埋没法で作った二重幅が当初想像していた幅と合っているかが分かってきますので、二重の幅が理想通りではないと感じた場合は、この時点でクリニックに相談するようにしましょう。


埋没法で作った二重も施術内容や日常生活によって糸が緩む場合がある

術後から日常生活の中で何気なく行う、目を擦ってしまったり、目元に衝撃を与えてしまったり、汗や涙が染み込んでしまったりなどで、何年か経過すると瞼の裏に留めた糸も術後より緩んでくる場合があります。

糸が緩んだら完全に元のまぶたに戻ってしまうというわけではありませんが、二重のラインが手術後当初と比べて変わってくるという可能性はあります。

緩んでしまうまでの持続期間はまぶたの状態や生活習慣の違いなどから、人によって個人差もあり、たった1~2年ですぐに取れてしまう人もいれば、10年以上経過しても取れない人もいます。つまり、埋没法は〇年しか持たないという断定的な言い方はできません。


理想的な二重のラインを維持するためには定期的なメンテナンスも必要

埋没法で作った二重のラインが、糸のゆるみなどによって変化してきたと感じた場合には、追加で糸を結ぶなどのメンテナンスを行う事で二重のラインを作り直す事が可能です。

しかし、このメンテナンスで埋没法の施術ばかりを頻繁に繰り返すと、まぶたの糸の数が増えて手術がしにくくなるなどの原因から、回数を重ねるたびに、仕上がりが不自然な状態になってしまう可能性があります。

その理由から埋没法で仕上がりを維持し続けるための再施術は、頻回に行わない方が好ましいと言えます。もしそれ以上の二重瞼の維持を希望する場合は、永続的な効果が期待できる切開法を検討するのも良いかもしれません。


そもそも加齢によってまぶたの状態は変化する

埋没法の持続期間は、長い方だと10年以上と述べましたが、それぐらい埋没法で二重瞼が長持ちするのは、生活習慣やまぶたの特徴など、様々な要因で順調に持続しているケースと言えます。

ただし10年以上の長期間二重が持続する人であっても、避けて通れないのは加齢現象です。どんな人であっても一定の年齢を超えますと、加齢現象により、瞼のたるみ、目袋、目頭の余分な脂肪などでその状態は変化してきます。

若い頃に埋没法で行った二重整形が、年齢を経て、加齢現象により瞼の糸が食い込んでしまうと、だんだん瞼が不自然な状態になってくることがあります。

その際は最適な方法を医師に相談し、その時の状態に応じた施術を行う必要があります。


まとめ

いかがでしたか?今回は、二重整形埋没法の術後のリアルな経過工程と生活上の注意点、メンテナンスについても、詳しく解説させていただきました。

皆様がご想像されていたより、お手軽と言われる埋没法であっても、目元が腫れている期間や、生活してゆく上で気をつけなければならない事など、注意点が多くあることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

初めて二重整形を決心する時は、誰もがドキドキするものですが、埋没法の注意点、特性をよく把握した上で、いきなり切開法を行う事も場合によって手は良いですが、まずは、費用もリーズナブルで手軽に二重瞼になれる埋没法で、自分の顔がどの程度まで変わるかを体験してみてはいかがでしょうか。

自分自身のまぶたの状態や理想のまぶたを伝えてカウンセリングを受けるだけでも、手術後のイメージがよりわきやすくなりますので、興味がある方はまず一度クリニックにご相談してみてくださいね。

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