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自力で二重まぶたにする事は可能? 方法別の効果について

目・二重整形 (その他(二重整形))

解説 口コミ広場編集部

公開日:2018/12/07


手っ取り早く二重まぶたを作るのなら、美容整形に勝るものはありません。しかし、切開しないプチ整形であっても、術後には多少なりともダウンタイムが必要になりますし、万が一の失敗も怖いという方は多いですよね。
そのようなときに利用できる、自力で二重まぶたをつくる方法について、それぞれの効果やデメリットなどを詳しくご紹介していきます。

自力で二重まぶたにする方法と効果について

自力で二重まぶたにする方法はいくつかあり、それぞれに効果や仕上がりが異なります。ここでは、その方法をご紹介するとともに、メリットやデメリットなどについてもご紹介します。


アイプチなどの糊タイプ二重メイク

二重まぶたの定番として筆頭に挙げられるのが、アイプチやメザイクなどが代表的な商品である、糊タイプのメイクグッズによる二重まぶたづくりです

この方法は、二重にしたいラインに接着成分を塗布し、二重のラインにしたいところでまぶたの皮膚を貼りつけるというもので、短時間で簡単に行え、ある程度二重のラインについても調整が可能というメリットがあります。


しかし、この方法は皮膚同士を貼りつける方法であるため、まぶたを閉じた際に貼りつけ部分がはっきりとわかってしまうというデメリットがあります。さらに、接着成分がお肌に合わない場合ではまぶたに炎症が起こる可能性があるというデメリットもあります。


長期的に利用する事で、二重のラインにシワ(クセ)がついて、メイクを行わなくても二重まぶたになるようになったという体験談をたまにみかけますが、これは元々まぶたの脂肪がかなり薄い人か、加齢によってまぶたの脂肪が減少した事で二重になったもののケースが殆どで、大部分の人、多少はシワが残るようになっても、くっきりとした二重になるという事はありません。実際に診察すると、糊の成分が定期的に皮膚に付くため、接着部分の皮膚が弛んでシワのような状態になり、その部分を二重として認識していることが多いようです。つまり、二重まぶたになったのではなく、まぶたの皮膚が弛んで二重っぽくなっているだけであるため、目の大きさや開き方はむしろ小さくなってしまっているというケースもあります。

ちなみにこれはアイプチだけではなく、夜用二重糊、二重テープ、医療用絆創膏に共通するものです。

あくまでも一時的なメイクによる二重まぶたと考えましょう。


夜用二重糊(夜用アイプチなど)

通常の糊タイプの二重メイクと同様の原理で、糊でまぶたの二重にしたいラインをくっつける方法で、昼間ではなく、夜寝ている時間を利用する事で、まぶたに二重のラインの癖づけをするというものです。

寝ている間つけっぱなしになるため、ほとんどの製品には肌荒れ予防目的とした美容成分が配合されています。


この方法は、寝ている間につけるという点から、まぶたの動きが少なく、一度作った二重のラインでまぶたがずっと貼りつけられているため、昼に付けるメイクと比べればクセが付きやすくなるといえます。

ただし、やはりクセが付くとはいっても生まれつきの二重まぶたと同じようなまぶたの構造になるのは難しいため、日中の二重メイクをやりやすくする程度の効果と考えると良いでしょう。

また、寝ている間は肌に異常がおこっても落とせないという事もあって、製品の利用者の中には「かぶれた」、「まぶたが腫れた」という声も挙がっていますので、肌質によっては使用できないというデメリットがあります。また長期使用によってまぶたの皮膚のたるみが生じるリスクは高くなります。


二重テープ

糊タイプではなく、まぶたを接着するテープを利用するという方法です。

二重用テープをまぶたにそのまま貼る方法であるため、初心者でも扱いやすく二重の縦失敗しにくいというメリットがあります。

ただし、商品によってはテープの横幅を自身でカットして決めなくてはならず、慣れないと長すぎたり短すぎたりして、二重の接着が弱くなったり、テープが目立つような状態になったりというトラブルが起こることがあります。


また、この方法で使用する製品は全般的に高い粘着力で剥がれにくいという特徴がありますが、その粘着成分のせいで肌荒れが起こる方もいます。この方法はメイク前に行うことで自然な仕上がりを期待できますが、やはり肌荒れという部分には注意しなくてはならないでしょう。長期使用によりまぶたの皮膚のたるみが生じます。

二重のラインがメイク時以外でも定着するかどうかについては、糊タイプと大きな違いはありません。


シリコンタイプの二重まぶたメイク

皮膚同士を接着させる原理とは異なり、塗ったラインがシリコンなどの成分によって固まる事で、目を開く時にまぶたが折り返される位置が上に移動して二重まぶたをつくるという原理の方法です。

この方法は、まぶたの先端から二重のラインが欲しいところまでコスメを塗って固めるだけのため、初心者でも比較的簡単に狙った通りの位置で二重まぶたをつくることができる点や、糊やテープタイプのように皮膚を接着しないため、目を閉じた時に二重メイク独特のバレやすい状態にならないという点が利点です。


デメリットとしては、糊やテープと比べて広範囲に塗る必要があるため、広い範囲でかぶれるなどの肌トラブルが引き起こされやすくなる点です。また、成分にシリコンなどが利用されているため、ラテックスアレルギーなどの方は利用できません。


メイク時にはもっとも自然で、生まれつきの二重と似たようなまぶたの状態なると言えますが、目を開いたタイミングでしっかまぶたが折りたたまれないため、クセの付きやすさという点では糊タイプやテープタイプよりも更に弱くなります。

繰り返し利用する事で、メイクをしていない時でも二重のラインが出来るようになるという事は殆ど可能性が無いでしょう。


二重用プッシャーによるクセ付け

二重用プッシャーは、糊タイプの二重メイクなどを使用する際、二重のラインを奥に押し込むためのアイテムです。このアイテムは通常は二重メイクコスメとともに使用しますが、単品で使用して二重まぶたの癖づけをするという使い方で利用する方もいるようです。

皮膚を接着しない分その場で二重まぶたをつくることはできませんが、夜のお休み前の数分間などに二重のラインを作る事で、本当に二重の癖づけに成功したという体験談なども見かけられます。

ただし、やはりこれは元々まぶたの厚みがとても薄く、少しまぶたにシワが入るだけでも二重のラインとなるような方の場合で、メイクグッズ無しで二重のラインを作っても、ある程度その状態を維持できる人のみが可能なものです。

まぶたにある程度厚みがある場合は毎日繰り返しても自然な二重になるケースは少なく、またまぶたの皮膚は非常に薄くデリケートなため、強く力を入れると炎症などのトラブルが起こる可能性もあります。無理に皮膚を押し込むような方法の使用は絶対にやめましょう。


医療用絆創膏を使った二重メイク

医療用絆創膏をご自身でカットして、二重テープと同様の要領で二重をつくる方法です。

医療用絆創膏に使用されている粘着剤はお肌に優しいというメリットがありますが、その反面、剥がれやすいというデメリットがあります。また、医療用絆創膏の表面にはツヤがあることが多く、メイクで隠しきれない可能性があるというデメリットがあります。


かぶれや炎症などが起こりにくい方法ではありますが、自分自身でカットなど調整をしなくてはならないため、初心者にはハードルが高いかもしれません。


まぶたの指圧による厚みの解消

この方法は、蒸しタオルと水で濡らしたタオルさえあれば簡単に行うことができる方法で、もともとまぶたのむくみが気になっているような方であれば、むくみを解消する事で自然と二重のラインが出来る場合もあります。

以下は指圧の手順です。


1.40℃程度の蒸しタオルでゆっくりとまぶたを温める(目安は5分程度)

2.水で濡らしたタオルでまぶたを冷やす

3.1.と2.を3回行う

4.眉間のくぼみ部分を親指でグッと押す

5.目頭から目尻部分まで、骨格に沿ってグッと押す


まぶたを温めると冷やすを繰り返すことでまぶたの血行がよくなり、そのタイミングで適度な指圧を行うことでまぶたのむくみを取り除く効果を期待できます。化粧品や接着成分、粘着成分を一切使用しませんので、肌トラブルが引き起こされる可能性も無く安全性が高い方法です。

この方法はそもそも二重まぶたを積極的に作る方法ではありませんが、まぶたのむくみを取ることによって、より二重まぶたをつくりやすくなるでしょう。


重要・やってはいけない自力での二重づくり

少し前に、SNSなどでオロナインを使った二重まぶたのつくり方が紹介されていたことがあります。

この方法は、寝ている間にオロナインをまぶたに塗り、その発汗化作用で脂肪を減らして二重まぶたをつくるというものです。ところが、そもそも実際にはオロナインには発汗作用がなく、二重まぶた効果も期待できません。

また、寝ている間にオロナイン成分が目に入ると、目の健康に支障をきたす可能性もあり危険です。

このように医学的根拠がない情報は鵜呑みにせず、実践したいのならまずは製薬会社に問い合わせをしてみて、ことの真偽を確認してからにしましょう。


メイク無しの状態でも二重のラインにするなら美容整形一択

以上のように、メイクをしていないスッピンの状態でも二重まぶたの状態にするためには、そもそもまぶたの厚みが薄い事など、体質的な条件が必要不可欠となります。

まぶたのむくみを解消するだけでもすぐに二重の状態になるような方であれば、メイクによるクセ付けなどで二重のラインを定着させる事も可能な場合がありますが、そうでない場合はやはり埋没法など二重まぶたを作る美容整形が必要となります。


美容整形で二重のラインを作る事に抵抗を感じる方や心配に思う方が多いのは事実ですが、アイプチ、アイテープなどで、まぶたのたるみが生じてしまうリスクの方が高いでしょう。目を閉じても自然な二重で、かつ毎日メイクで頑張らなくても良いなど美容整形を行う事でのメリットは多く、また溶ける糸などを利用して肌に異物を残さずに二重まぶたを手に入れる方法なども存在します。

費用についても手が届きやすい範囲で行える事が多いので、より自然な二重を手に入れたいという方は、一度クリニックに相談してみても良いでしょう。


自力による二重づくりは気長に!

どのような方法であれ、自力で二重まぶたをつくるためには体質的な条件が揃う必要があり、また自力による二重が目指せる状態の人であっても、癖をつけるためにはある程度の時間がかかります。

また、方法によってはまぶたにかぶれや炎症が起こる可能性がありますので、二重づくりの際にまぶたに異常が現れたら直ちにその方法を中止して、別の方法で試すことをおすすめします。

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