粉瘤(アテローム)のクリニックを探す
粉瘤(アテローム)とは、皮膚の中の「皮脂腺管」という部分が皮脂や老廃物によって詰まってしまい、皮膚の中に袋のようなものができてしまう病気です。初めはニキビのような感じで放置する人が多いのですが、放っておくとどんどん大きくなり、コブのようになることもあります。また、粉瘤(アテローム)は老廃物や脂肪が腐った状態で溜まっていく現象なので、異臭を放ちます。飲み薬や塗り薬で治ることはなく、完治させるには手術するのが唯一の方法です。よっぽど大きなものでなければ、局所麻酔の簡単な手術で15分程度で終わり、即日退院できます。粉瘤(アテローム)は、なるべく小さいうちに手術で摘出した方が傷跡も目立たずに済むので、粉瘤(アテローム)らしいものができたと思ったら、早めに病院で診察を受けましょう。
粉瘤(アテローム)の口コミ 26 件
満足度分布
治療者の分布
男女比
■女性 92%
■男性 8%
年齢層
■10代 0%
■20代 31%
■30代 27%
■40代 27%
■50代 15%
■60代以上 0%
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粉瘤(アテローム)の基礎知識 入門編FAQ
粉瘤(アテローム)に関して、治療方法、効果、痛みやリスク、副作用、治療の流れ、費用、アフターケア、ダウンタイム等について、良くある質問にお答えします。
粉瘤とはなんですか?
粉瘤(アテローム、またはアテローマ)は「脂肪の塊」と呼ばれることが多いですが、実は違います。皮膚の下に袋状の構造物ができてしまい、その袋に本来皮膚から剥がれ落ちる筈だった角質や皮脂が中にたまってしまった腫瘍の総称になります。たまった角質や皮脂は外に排出されることはありませんので、時間経過に伴い少しずつ大きくなっていきます。粉瘤は身体のどこにでもできますが、比較的、顔、クビ、背中、耳の後ろにできやすい傾向があります。
粉瘤は危険ですか?
粉瘤が悪性化することはほとんどありませんが、粉瘤の中央の皮膚開口部から細菌が侵入しますと、化膿することがあります。これは炎症性粉瘤と呼びます。患部は赤く腫れ上がり、痛みを伴いますが、軽い炎症でしたら抗生物質を内服することで炎症は治まります。炎症が酷い場合は、表面を少し切開して、膿みを出した方がいいです。なお、粉瘤により炎症が発生している間は、外科的手術(粉瘤を切除する)を行うことができませんので、炎症が治まるのを待つ必要があります。
粉瘤の治療法は?
粉瘤は、メスを使って粉瘤を表面の皮膚ごと切り取って縫う外科的切除手術を行います。ただし、粉瘤が強い炎症を伴っている場合はただちに外科的切除手術を行うことはできず、まずは表面の皮膚を少し切開し、膿みを外に出して炎症が治まるのを待つ必要があります。粉瘤は巨大なものでなければ日帰り手術が可能です。また、キズを気にする方でしたら、皮膚の下の粉瘤のみを摘出する治療法もあります。ただし、年々も放置した粉瘤や感染や炎症を繰り返した粉瘤は周囲の繊維化が進んでいる場合があり、そうなりますと粉瘤だけの取り出しが困難になります。粉瘤は良性の腫瘍ですが、早期に取り除いた方が良いでしょう。
粉瘤の治療費は?
粉瘤は保険適応にて摘出することが可能で、小さい粉瘤は5,000円程度、少し大きいものは1万2,000円程度で治療することができます。ただし、クリニックによっては、大きい粉瘤は治療不可としているところもありますので、その場合は総合病院にかかるようにしてください。