憧れは“細く筋の通った高い鼻”。低い鼻を高くする方法 -マッサージ、矯正、整形手術など-
鼻の整形 (その他(鼻の整形))
公開日:2019/02/01
そんな鼻の悩みとして、特に多いものといえば「低い鼻をなんとかしたい」というものではないでしょうか。鼻筋が通って高さがあり、綺麗な形である事は、多くの人のあこがれでもあります。
今回は、そんな鼻を高くする方法について、マッサージによる方法の効果から美容整形の手法、そしてメイクでの鼻の高さを演出する方法まで、様々な角度からご紹介します。
鼻をセルフマッサージでケアする
鼻を高くするために、最も手早く確実な方法といえば美容整形手術である事は間違いありませんが、整形はどうしても怖いという思いがあったり、抵抗を感じたり、またコストがかかるため、なかなか踏み切れないという方は多いですよね。
そういう方は、まず鼻のセルフマッサージで高さを出す事を目指してはいかがでしょうか。マッサージによるケアに即効性はありませんが、鼻を高くしていくためのサポートとして有効です。
鼻先を高く細くするマッサージ
鼻先を高く、細くしていくためのマッサージ方法を端的に言えば、鼻をつまんで伸ばすということになります。
鼻をつまんだだけで鼻が高くなるの? と思われるかもしれませんが、鼻をつまみ続ければそれがいつしか癖づいてきてだんだんとつまんだ形に近くなっていきます。
例えば、アーティスティックスイミング(通称シンクロ水泳)などの選手は日々の練習中も、鼻から水が入らないようノーズクリップという専用の鼻を閉じる器具で鼻を塞いでいることから、だんだんと鼻が細く、高くなっていくといわれています。
このように、日々自分で鼻をつまむように心がけていれば、時間はかかりますが少しずつ鼻の形が整っていきます。
鼻先の形状は、弾力のある軟骨組織で作られているので、長期的にケアを続ければ、確実にではありませんが、整える事ができる可能性があるのです。
ただし、マッサージとは言え、強くつまみすぎたり、揉みほぐすようにしてしまうと、鼻が変形したり、鼻の中の粘膜が傷ついて炎症を起こす危険性があるので、優しく形を整えるような感覚でつまむのが良いでしょう。
鼻筋矯正グッズで日々形を整えていく
自分の指でマッサージを行わなくても、鼻を高く癖づけるための専用美容器具も近頃ではよく売られています。それは鼻シンクロ選手が使うノーズクリップを応用したようなもので、基本的には鼻の先端側をつまむような形で圧迫し、徐々に鼻の形が細く、高くなる事を期待するというものになっています。
自分の指でマッサージを行うよりも、こうしたグッズは鼻に痛みなどの負担を軽くしつつも、美しい理想的な鼻の形を目指せるように鼻を挟む強度や当たる面のクッション性、つまんだときの形などが工夫されている事が多いので、より優しく鼻の高さを目指すケアにする事が可能です。
日中人前でつけることは憚られますが、家にいる時などのプライベートな時間を活用して鼻を高く癖づけることができます。
鼻周りのむくみをとって立体的に見せる
鼻に対して何かを施さなくても、鼻以外のパーツをスッキリさせることで鼻が引き立って見えることがあります。
例えば、目の下のクマやたるみ、頬には老廃物が溜まりやすく、どんよりしていたりむくんでいると、顔全体が膨れたように見えて、鼻も少し埋まったように見えてしまいます。
ほおや目元のむくみを取ることで小顔になり、顔の輪郭やパーツがくっきりと際立つため、自然と鼻筋が引き立ちます。
ただし、いわゆる団子鼻と言われるような人など、元の鼻の形が幅広く筋が通っていない人の場合は、顔のむくみが取れてもスッキリとした鼻筋が出にくいでしょう。
メイクによって鼻を高くする方法
一重まぶたを二重まぶたにするアイプチのように、鼻も低い鼻を高い鼻にする「鼻プチ」など、メイクによって高い鼻を演出する事は可能です。
ここでは、鼻を高く見せるメイク方法をご紹介します。
「鼻プチ」を使って一時的に鼻を高く見せる
鼻をすぐに高く、すっきり見せるメイクグッズの一つに、鼻の穴に小さなプラスチックの棒を縦に入れることで、突っ張り棒のように鼻の穴の中から鼻の先を押し上げることで、鼻を高く、細く、ツンと尖ったように見せるというものがあります。
いわゆる「鼻プチ」と言われるグッズで、様々なメーカーから販売されています。
ただし、一日中つけておくには少し違和感を感じますし、例えばつけている間に激しく動くと鼻プチが鼻の奥に刺さってしまうなどの危険性があるため、長時間つけておくことが難しいです。
例えば写真撮影や、人前に出て話す時など、一時的に鼻を高く美しく見せたい時などに活用するのが良いでしょう。
即効性があり、確実に鼻を高く見せる事ができますが、あくまでも短時間での利用に限る内容となりますので、上手に使いこなしてください。
メイクで鼻を高く細く見せる
最も手っ取り早く理想的な鼻に近づけられるのはそう、メイクです。
ポイントは
・鼻筋にハイライトを入れる
・鼻の両脇、眉間などにシェーディングをつける
・小鼻の影になった部分をハイライトで目立たなくする
などです。
しかし、メイクといえどもより自然に見えるように工夫しなければ、ビジュアル系バンドマンのようなわざとらしさが出てしまうので、かなり繊細なテクニックとセンスが要ります。
上手にできるまで練習あるのみです。
また、メイクで鼻を高く見せるデメリットとしては、いくら自然に上手にメイクできたとしても、すっぴんになれば元どおりになってしまうことです。その点さえ気にしなければとても有効な方法ではあります。
美容整形で鼻を高くする(隆鼻術)
理想の鼻を、より早く、より確実に手に入れる方法の究極の選択が、美容整形の「隆鼻術」です。医療技術により、手術で鼻を高く、細く、鼻筋を通すことが可能です。
でも美容整形といえば、元に戻せなさそう、バレそう、失敗が怖い、などの不安がつきものです。
そこで、鼻の形を整えるための美容整形の術式について、どんなものがあり、それぞれどんなリスクやメリットがあるのかをご紹介します。
フィラー注入方
○鼻筋を通す
○眉間など鼻の付け根を高く見せる
○鼻にボリュームを持たせる
フィラー注入法とは、鼻の整形手術の中では最も手軽でいわゆるプチ整形と言われる類のものです。フィラーとはヒアルロン酸やレディエッセなどの注入物を指し、これを注射で皮膚の下に注入して、要はカサ増しをする、ということになります。
ですので、鼻筋が凸凹していたり、鼻の付け根が低いなどの場合に、その低い部分にフィラーを入れることで形を補正し、なめらかな鼻筋のラインを作り出します。
フィラーの材質にもよりますが、ほとんどの場合は数ヶ月かけて体内に少しずつ吸収されていくため、半年も経てば元の鼻に戻ります。そのため、整形はしたいけど後戻りできない状態にするのが怖い、と思っている人などにはこの方法が向いています。
インプラント挿入法
○付け根から先まで長く筋の通った鼻にする
○細く整った鼻筋にする
○全体的に鼻を高くする
軟骨に似た人工的な素材(シリコンやプロテーゼと呼ばれるもの)で希望の形の鼻に近づけるための型を作り、鼻の皮膚の下に埋め込む方法です。
軟骨のようにしなったり弾力がありますが、流動性がなく体内に吸収されるようなこともないので、施術後のしっかりとした鼻の形状がずっと維持できます。
はめ込むときには、鼻の穴の中に切り込みを入れ、そこからインプラントを挿入していくため、施術痕は他人から見えません。
物理的に鼻の形状を変えるため、最も理想的な鼻の形を手に入れられる方法ではありますが、リスクもそれなりにあります。
まず、施術については、インプラントの形状などは医師が患者に合わせて成形(ある程度型になっているものをカットして微調整を行う)しながらはめていくのですが、この成形にはスキルとセンスが必要になります。施術経験が乏しく鼻の形を整えるセンスのない医師が行うと、理想的な鼻の形にならないばかりか、不自然な鼻の形になってしまい、他人から整形とバレてしまう恐れがあります。
そして、術式そのもののリスクとして、プロテーゼが人によっては体に合わず、体が拒絶反応を起こして炎症や壊死などを起こしてしまうことが稀にあります。そうなってしまうとたとえプロテーゼを抜いても元の状態に戻すのが困難です。
さらに、施術は何の問題もなく成功したとしても、生活している中で鼻を強く打ち付けたり、激しく運動した際に鼻のプロテーゼがずれてしまったり、鼻の皮膚を突き破って露出してしまうといった事例もあります。
そのため、プロテーゼで鼻を高くした場合は、普段の生活にもある程度気を配る必要があります。
軟部組織移植法
耳などの軟骨を採取し、鼻に移植する方法です。基本的な効果としてはインプラントを埋め込んで鼻の高さを出すものと同じですが、軟骨は生体(患者本人)から採取しますので、移植した後定着しやすく、拒否反応も少ないというメリットがあります。
また、移植後さらに軟骨が形成されていくので、より自然な本物の鼻として定着しやすいといえます。
鼻先を糸で止める方法
鼻のプチ整形とも呼ばれる方法で、鼻の先で左右二つの方向に分かれている軟骨を、医療用の糸で中央に寄せて縫い留め、鼻先をすっきりさせる手術があります。
横に広がっていた鼻先を中央に寄せる事で、鼻先の高さを出す事もできます。
ただし、糸で止めるだけでは思ったほどの効果が得られず、鼻先の脂肪除去や、軟骨移植による鼻中隔延長手術などを同時に行う事で、理想的な鼻先の形状を目指すという形が多いでしょう。
鼻を「高く見せたい」か、「実際に高くしたい」かによって変わる選択肢
やはり、手っ取り早く鼻を高く見せる方法は、メイクや鼻プチといった即効性のある方法になりますが、ある程度は上手く見せられても結局は一時的なものなので、スッピンの時には元の低い鼻になってしまいます。
一方、時間がかかっても本当に鼻を高くしたい場合は、ノーズクリップの装着などによる長期的なケアか、ただ高くするだけではなく形などにもこだわりたい場合には、やはり多少のリスクやコストはかかりますが、美容整形という方法に行き着きます。
鼻を美容整形で高くしている人は意外にも多い!?
公にはされていませんが、多くの芸能人やモデルはもちろん、有名人でなくても美容整形の隆鼻術で鼻を高く見せている人は実は意外と多いのです。
美容医療の世界は日進月歩。あの往年のスター、マリリンモンローも鼻の整形手術を行なっていたと言われていますが、その後の何十年間の間に次から次へと新しい隆鼻術が開発され、より安全に、より理想を叶えられるようにと進歩しています。とはいえやはり結局は人の手で施すものですから、失敗や不満などが出てきてしまうのも確かです。
美容医療はしっかりと口コミなどで信頼できるクリニックを見つけて、診察を受け納得した上で行うのがいいでしょう。