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【肝斑】女性ホルモンと肝斑

シミ取り・肝斑・毛穴治療

解説 つかはらクリニック

公開日:1970/01/01


肝斑の原因のひとつとして女性ホルモンが考えられています。それは、肝斑が生理周期に伴って濃くなったり薄くなったりするからと、また、閉経すると肝斑が薄くなることがあるからです。

しかし、以前と違って肝斑の認知度が上がってきて、美容皮膚科のみならず一般皮膚科でも肝斑と診断される方が増えてきますと、生理周期によって濃くなる肝斑は意外に少ないことがわかってきました。また、閉経後も消えない肝斑の方も多くおられます。

ある先生の調査では、ホルモンに影響される肝斑は20%程度ではないかと言われています。ですから、肝斑の治療として仮にホルモン治療をするとしても、その効果が出る人は5人に1人程度となります。

もう年だから閉経すれば肝斑がなくなると思っていても、半数以上の人で、閉経後も肝斑が残る可能性もあります。

肝斑は炎症疾患だと私自身は考えています。トランサミンの内服が肝斑に一番良く効くことを考えると、トラネキサム酸の抗炎症作用が肝斑を抑制していると考えられます。

また、当院では行っていませんが、レーザートーニングをすることで肝斑が早く良くなるのも、Yagレーザーはレーザーとしては珍しく、炎症を抑える効果があるからだと思います。

肝斑は、ほとんど女性にしか現れないないので、ホルモンとの強い関係性が今までも示唆されていましたが、実際にホルモンの影響を受ける肝斑は、意外と少ないのです。

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