湘南美容クリニック 渋谷院

　片方の目を十数年前に網膜剥離で手術しました。年毎の定期健診で検査機器の正面の光を見る為に自分の感覚ではかなり上を見なければならなかったり、視野を計る機器ではまぶたをテープ固定して検査を受けねはならない等、まぶたのたるみが気になっていました。

　車の運転の際のヘッドレストも標準位置に頭を預けると正面が見えなくて、かなり不便していました。

　日々の不便は慣れてしまう物ですが、決定的なきっかけは１年半前、プロフィール写真をとってもらう為に写真スタジオ付きのメイクアップ担当さんにメイクを依頼した際に、とんでもなく高い位置に眉毛を描かれてしまったのと、まぶたのたるみがのってしまってつけまつげができないような事を言われてしまいました。この時の怒りのパワーのおかげで、カウンセリング、手術に踏み切れたのだと思います。

このクリニックを選んだ理由

　ホームページに多くの症例写真が掲載されているのを見て相談してみようと思いました。

　１年前の初回カウンセリングの時は、初めての美容手術が目では不安があった為、目の他に別に悩みがあった婦人科形成の手術を受けました。渋谷院は女性専門でこちらの手術の実績が多かった奥村先生にお願いしました。この手術で先生の技術が確かである事がわかったので、今回の目も奥村先生でお願いしました。

カウンセリング・施術前の説明を受けた感想

　１年前に初回カウンセリングを受けたときの診断では眼瞼下垂傾向が認められた為、眼瞼下垂術を提案されました。１年間時間をかけて、積立貯金しながら心の準備をしていましたが、金額も高額で、やはり不安がつのり、再度金額見積もりも兼ねて２回目カウンセリングで不安をお話したところ、現状ならば眉下切開の適応でも問題無いと改めて提案していただきました。

　目の下のたるみに伴うゴルゴ線は、遺伝もあり社会人のころから気になっていました。眉下切開でまぶたが開くようになったら、あごをあげなくて済むようになる為、光の加減でゴルゴ線がもっと目立つようになってしまうだろうと予想して相談させていただきました。

　特に大きい不安材料であった過去の網膜剥離術への影響は、何度も確認させていただきましたが、先生、看護スタッフさん、カウンセラーさん全ての方にきちんと対応していただき、安心できました。

　カウンセリング後手術日の予約を取った際にカウンセラーさんから、眉毛を隠せるように前髪を厚めに切ってしまうと良いですよ、とアドバイスをいただきました。私は手術後に使用する眼鏡を美容院に持参して前髪の長さを眼鏡のフレームの長さに合わせて切ってもらい準備しました。このアドバイスのおかげで術後から抜糸までの1週間、ストレスを減らす事ができました。

施術の内容・痛み・かかった時間

　手術室に案内されてから、メイクオフの洗顔をしましたが、この時はコンタクトを外さずにいて良かったです。デザイン前にコンタクトを外してしまうと何も見えないので。

　デザイン時に目の開きの左右差がある事を自分から相談し、眉下カット巾を1mm程差をつけて加減していただきました。目の外側のたるみもできるだけスッキリさせて欲しいと希望をだしたところ、生えている眉よりこめかみ側外に傷が残りますが、良いですか？と先生が仰ってくださり、それを了承してデザインしていただきました。

　デザインの実際の線は自分が思ったより、手早く大雑把で少し不安がよぎる線でした。コンデンスリッチ用の脂肪採取箇所もこのデザイン時に先生にみていただいて決まりました。私はへそ周り脂肪が少なかったので左内股からの採取になりました。こちらも自分が思っているより広範囲をデザイン線で囲われたので、「えっ！そんなに広く取られるんですかっ？！」と思わず言ってしまいましたが、手術直後は少し減った感じはがしましたが、太さが変わる程は採取されなかったようです。

　話が前後しますが、デザイン後に使い捨てコンタクトを外し、看護スタッフさんに後はお任せしてまな板の上の鯉の気持ちで麻酔に。麻酔覚めたら、終わったと思って安心して看護スタッフさんだと思っていた人にいろいろおしゃべりしていたようで、「はーい、おしゃべりはもう少し後にしましょうねー」と優しく言われた時に、（あれっ？先生っ？！まだ施術中だったのかっ！と。（先生、大変失礼いたしました。）

　この後コンデンスリッチ注射注入された時はにゅるにゅるの感触が少し気持ち悪かったです。
　
　術中の痛みは私の場合はほとんど無しです。時間は手術の部屋は3時間とって下さった聞いたのですが、よく覚えていないです。別の休憩室に案内されてからもゆっくりさせていただくことができました。

来院から施術後までの様子

　手術から別の休憩できる部屋に案内され、先ず眼鏡を探すのに苦労しました。視界が涙か目やにか、麻酔・点眼薬の為か、くもってしまって良く見えなくて。身を整える為に部屋にある鏡を使い、初めておそるおそる仕上がりを自分の目（眼鏡）で確認しました。眉下切開は自眉毛が薄くて手術の妨げにならなかった為でしょうか、傷口がほとんどわからず、逆に縫った糸も私の髪の色に合わせた焦げ茶で、傷の線が眉毛描く際のガイドになるような美しいラインになっていたので、丁寧にしていただいたのがわかり嬉しかったです。

　目の下のたるみ取りは少し腫れていたのと、少し内出血があったため、目の下が真っ平らになった感じには見えなかった為、すぐには善し悪し判断できませんでした。

　痛みについて。私の体験では、1年前の婦人科形成の手術を受けた帰りは麻酔が切れて自宅に帰るのが厳しかったので、今回の眉下切開の手術でも念の為に痛み止めを飲んでおきましたが、比較するとまったく苦になりませんでした。

現時点までの経過

　腫れは4日後程で気にならなくなりました。4日間は前髪眼鏡マスクで過ごしました。

　5日目、6日目に突然昔網膜剥離手術をした側の目がジワッと曇り、鏡をみたら血の涙になっていて、驚いてしまいました。1回目は電話で看護スタッフさんからアドバイスを受け、2回目の出血があって不安だった朝は予約無しでオープン直後の病院を受診しました。奥村先生がお休みの日だった為、春山先生に診ていただき安心しました。出血箇所が目頭側下からなので、目の下のたるみ取りで脂肪を採った傷からの出血だったかもしれません。出血はこの2回だけでおさまりました。この日に予定を１日早めて眉下の抜糸と、眉を上げる癖がまだ残っていた為、春山先生に相談して、額ボトックス注射をしていただきました。

　手術から2週間経過してから一般の眼科で2ヶ月毎に受けている診察をうけましたが、矯正有りの視力が1.0→0.9に下がりました。目の疲れの誤差の範囲だと聞きました。その他に問題は指摘されませんでした。

その他、クリニックへのメッセージなど

　身近に相談できる人がいなかった為、沢山の情報をインターネットで調べて情報を集めました。カウンセラーさんにはわからない事、不安な事、判断できない事を１つ１つ相談し説明していただき、十分に納得した上で、手術を決心できました。カウンセラーさんには雑談含め、私１人にかなり長く時間をかけていただいたのではないかと思います。とても感謝しています。

　決断は特に金額が高いハードルでしたし、リスクも受け入れなければならなくて、私にとって簡単ではなかったです。今のところ経過は良好です。まだ、引きつりがやや残っている事や、昔の知人に顔を合わせていない事等、まだ不安は残ります。後日結果レポートします。

施術後どのような経過を辿りましたか？

眉下切開……切開の傷は赤みがかった線になっていますが、ラインがきれいなので、アイブロウライナーで眉毛を描いてしまえば気になりません。前髪で隠れるので、眉毛を描いていなくてもストレスにはなりません。施術後2週間頃に、眉毛が生えてきた為か、かゆみを感じました。

目の下……一時、目の内側粘膜からの出血があり驚き、不安になりましたが、自然に治まりました。注入した脂肪のコリのようなものを触って探ると感じますが、徐々に周辺の皮膚になじんで消失していくようです。

アフターケアの内容とその感想

上にも書きましたが、施術後5日目の目の内側粘膜からの出血の際に、電話で看護師さんに相談でき安心しました。予約無しの急な受診にも応じてくださり、感謝しています。

満足度、良かった点など

まぶたが楽に開くようになり、おでこの緊張による疲れが無くなりました。片側の眉尻側の縫い合わせ先端部が触れると尖っています（ドッグイヤー）。小さなにきび程度なので、特に気にしないようにしています。

目の下がたるみなく、すっきり平らになりました。外食で席を選ぶ際に、照明の照らされ具合をあまり気にせずに済みます。

問題箇所は減りましたが、視界が良くなった事もあり、今まで気にならなかった眉間の皺等、他の箇所が気になるようになりました。への字口になってしまう表情の癖等、努力と心がけで改善できるところも多くある事がわかりました。

その他、クリニックへのメッセージなど

美の向上以上に、美意識を高める必要があった事に気づきました。
渋谷院の先生方、スタッフの皆様にとても感謝しています。ありがとうございました。