脂肪吸引
脂肪吸引
脂肪には皮膚の下に蓄えられる皮下脂肪とお腹の中の胃や腸の周りに蓄えられている内臓脂肪があります。脂肪を構成しているのは、脂肪細胞という細胞です。皮下脂肪ではこの脂肪細胞の絶対数は成人するまでにほぼ決まってしまいます。言い換えると、脂肪細胞の数自体は増えたり減ったりすることがなく、ほぼ一定の数に決まっているということです。太ったり、痩せたりするのは、この1個1個の脂肪細胞が膨らんだりしぼんだりするだけで絶対数はかわりません。ダイエットして、リバウンドするのは、脂肪細胞自体の数が減っておらず、1個1個の脂肪細胞がダイエット前のように膨らんでしまうからです。脂肪吸引ではこの脂肪細胞を吸引しますので、絶対数が減少します。脂肪吸引では脂肪吸引する部位の約70%前後の脂肪を吸引することができます。一度脂肪吸引された部位では脂肪細胞が再生されることはありません。脂肪吸引がリバウンドしない理由はこのように永久的に脂肪細胞が減るからです。また、手術後、かりに体全体では太ったとしても、脂肪吸引した部位だけは、脂肪細胞が20~30%になっているので、なかなか脂肪が付きません。